好子を、一つではなく何種類も用意しておく

昨日、好ましい行動の「強化」のための「好子」は、「褒めること」だけでなく、他にいくつもあるという話をしました。
「授業で子供の発言を増やすための好子例」として、以下のことをあげました。

「授業で子供の発言を増やすための好子例」
・褒め言葉なし→褒める
・宿題あり→宿題を減らす
・教師の笑いなし→教師が笑う
・教師がほほえまない→教師が微笑む
・授業が時間通りに終わらない→授業を早く終える

ここで重要なのは、

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「好子」にはいろいろある

行動分析の話題を続けます。
「強化」には、「好子」が必要だという話をしました。

その「好子」の代表選手は、もちろん「褒めること」です。
ですが、褒めることだけが「好子」ではありません。

レクチャーの講師のK氏は、授業で、子供の発言という行動を増やすための「好子」例を次のようにあげています。

「授業で子供の発言を増やすための好子例」
・褒め言葉なし→褒める
・宿題あり→宿題を減らす
・教師の笑いなし→教師が笑う
・教師がほほえまない→教師が微笑む… 続きを読む

お正月に声をかけられた

お正月の3日、近所のコンビニの前で
「あっ、渡辺さん。」
と声をかけられました。
「Fの母です。お久しぶりです。」
と笑顔を見せたのは、Mさんというお母さんで、2年前、不登校になった娘さんと一緒に、我が家を訪れていた方でした。

その娘さんのFちゃんは、1年生の3学期に学校に行きたがらなくなり、2年生になってからも全く学校に行きませんでした。
その5月頃、たまたま、私が通っていた大学のジムに、Mさんが受付として働いていて、学校に行かないFちゃんも一緒にいて、不審に思った私が声をかけたのです。

それから10月頃まで、2週間に1回位、Fちゃんとお母さんが私の家に来て、図工をやったり、プログラミングをやったり、なわとびをやったり、ゲームをやったりしました。 要するに、私は、遊び相手をしていたのです。

それが、Fちゃんが放課後の学童保育に行くようになり、だんだん学校にも行けるようになって、私の家に来ることはありませんでした。… 続きを読む