暗唱は、子供にとって非常に達成感のあるものです。
有名な詩文を、間違えず、つっかからず、何も見ずに空で読み上げる。
暗唱をやり遂げたとき、子供は「やったー」と飛び上がって喜びますし、周りで固唾をのんで聞いていた子たちは盛大に拍手をおくります。
しかし、一番最初から「この詩を覚えなさい」と子供に言っても、覚えられるわけがありませんし、暗唱自体をいやになってしまいます。
「細分化」が必要なのです。
「海雀」、それは、かつて光村図書の5年の国語教科書に掲載されていた詩です。
海雀 北原白秋
海雀、海雀
銀の点々、海雀… 続きを読む