低学年の子に、話を聞かせるために、
「よそ見をしていはいけません。」
「手いたずらはしないで。」
などと、注意を繰り返すのは心理的にいやですね。
でも、そんなとき、
「心のコップは上向きに」
と一言いえばよいのです。
この年度末、私は「教室の語り」の講座を担当しました。
その中で、低学年向きだと紹介したのがこの語りです。
「みんなの心の中には、コップが一つあります。… 続きを読む
低学年の子に、話を聞かせるために、
「よそ見をしていはいけません。」
「手いたずらはしないで。」
などと、注意を繰り返すのは心理的にいやですね。
でも、そんなとき、
「心のコップは上向きに」
と一言いえばよいのです。
この年度末、私は「教室の語り」の講座を担当しました。
その中で、低学年向きだと紹介したのがこの語りです。
「みんなの心の中には、コップが一つあります。… 続きを読む
新学期、新しいクラスを担任して、「所信表明」を行いますね。
その「所信表明」に関して、この頃、二つのアドバイスを若い先生にしています。
1つ目は、
「学校はかしこくなるところ」「学校は仲よくなるところ」
というニュアンスのことを入れることです。
2つ目は、
「先生が叱る時はどんな時か」を所信表明とリンクさせることです。
この二つを、子どもに伝えておくと、叱るときにブレなくなるのです。
だいたい、子どもを叱ることは、かしこくならないことか、仲よくならないことに行きつくものなのです。
勉強をしない、宿題をやらない、おしゃべりばかりしている・・・これは、かしこくならないことですね。… 続きを読む
新卒教師のクラスが、新年度だんだん壊れていく過程が、向山洋一氏によって「子供を動かす法則」に描写されています。
「先生、窓開けていいですか」
「先生、外で遊んでいいですか」
・・・
次から次へと子供たちは聞いてきます。
先生は、一つずつ答えていきます。
そのうち、たくさんの先生の回答のうち、食い違いが生ずるのです。
そして、クラスに複数のルールが生じて、子供同士のトラブルが起こります。
それは、先生の答えがずれていたからです。
こうして、教師の権威が失墜して、クラスが荒れていくのです。… 続きを読む