視覚優位と聴覚優位の名前の覚え方

4月が近づき、だんだん入学式、始業式も近づいてきます。
また、子供たちとの新たな出会いが待っています。

その子供たちとの出会いに際して、最も大切なのは、名前を覚えることですね。
もう、担任する子供たちの名前リストは手に入れたでしょうか。

この名前を覚えることはとっても大切ですが、その覚え方は先生それぞれの特徴があるようです。

ズバリ言うと、視覚優位の先生と、聴覚優位の先生がいるのです。

視覚優位の先生は、だいたい座席表を書いて、そこに子供の名前を書き入れていくことで覚えていくのです。
私も視覚優位で、座席表を書くのではなく、新しいクラスの教室に、実際に出席番号順に机を置いて覚えていました。
それが、一番覚えやすかったのです。

聴覚優位の先生は、ボイスレコーダーで名前を出席番号順に録音したものを使って覚えるのが得意です。… 続きを読む

乱れた靴箱を整頓する

放課後、汚れた教室を掃除するのにはわけがあります。
翌朝、登校してきた子供たちに乱れた光景を見せたくないのです。
汚れた、乱れた光景からスタートする一日が、まともな一日になるわけがありません。

とすると、教室に行く前に、登校して真っ先に目にする場所があります。
そう、靴箱です。

ある発達障がいの子たちは、靴箱に靴をそっと置くということがなかなかできません。ドカッと投げ入れるのです。
すごい子は、靴をガシッとつかんで靴箱に押し込むので、靴の前後や上下が乱れたまま、靴箱におさまることになります。もう、無茶苦茶です。 朝、登校して、この状態から一日をスタートさせると考えるとぞっとします。

私は、放課後、教室から職員室の通り道にある靴箱に寄って、子どもの靴をそろえることを習慣にしていました。
それは、乱れたクラスのときも、そうでないときもです。… 続きを読む

落ちていく学級の掲示物は曲がっている

教室の前の黒板側と背面側ではなく、教室の横に係の掲示物や子供のちょっとした作品が掲示されていることがあります。
乱れている学級の掲示物や作品は、曲がったり、はがれかけたりしています。
落ちていく学級の様子をそのまま表しているようです。

教務主任をやっていたとき、管理職が不在の時には、私が代わって放課後の校内巡視を行っていました。
その時、教室の窓の施錠を確認するために入った教室の様子は、その学級の様子を投影しているように思えました。

中谷彰宏氏は、会社に貼ってあるポスターの傾きによって、会社の傾きそのものを感じとっていると書いています。

ミーティングルームに行くと、その会社のポスターが貼ってあることがあります。
へこんでいく会社のポスターは傾いています。
その会社の傾きをそのまま象徴しています。

「なぜあのリーダーに人がついていくのか」 … 続きを読む