「教師が話をしたら、こちらを向かせる」練習

学年の始めに、こんな「教師が話をしたら、こちらを向かせる」練習をしたことはありませんか。

1「今から、近くの人と自由に雑談をします。先生が「向きます」と言ったら、サッと 「「話をやめて向きます。早ければ早いほど良いです。」 2「向きます!」
3「そうです。そうやって向くのがけじめのある集団です。
では、また自由に雑談をします。(何度かくり返す)」

これは、私の教育サークルの講座の講師、石坂陽先生の実践です。
私も、若い頃、このようなことをやったと、おぼろげに記憶しています。

しかし、石坂先生は、この練習を、学年の始めだけでなく、「定期的に、反復させる」のです。
普通?、このような練習は、学年の始めだけです。それなのに、5月になっても、6月になってもやっているのです。… 続きを読む

テストにもっともっと書き込みをさせよう

熊本の椿原正和氏は、「新学テ国語の授業改善セミナー神奈川講演会」において、正答率が低い国語B問題にたくさんの「書き込み」をするよう指示していました。 ・丸で囲む
・線で結ぶ
です。

国語、算数、理科、社会、そして他の教科も含めて、小学校の場合、国語テストだけが異質です。
それは、国語以外のテストの場合、問題がある狭い範囲に書かれているのです。
ぱっと見て分かります。

しかし、国語のテストの場合、本文がズラッと書かれているのが一般的です。
ぱっと見てわかる量ではありません。

国語のテストでは、問題文を読み、その問題文から問いに答えるための「キーワード」や「キーセンテンス」を見つけて、本文に答えを探していきます。… 続きを読む

「これは何個ですか?」と問われたら、「3個です。」と答えます。

「これはいくつですか?」と問われたら、「3つです。」と答えます。
「3個です。」と答えてはいけません。
問に正対させる答え方をさせることで、「答えの条件」を学ばせていきます。

「これはいくつですか?」と問われたら、「3つです。」と答えます。
「これは何個ですか?」と問われたら、「3個です。」と答えます。
これは、小学校における答え方の初歩です。

このことを、熊本の椿原正和氏は「新学テ国語の授業改善セミナー神奈川講演会」において強調されていました。

何を問われているのか。
答えの条件は何か。
このことを理解して正対しなければ、テストにおいて正しい答を出すことはできません。… 続きを読む