本音を言えば、向かい合って給食を食べたかった。マスクを外して笑いたかった 。

先週末に、卒業式があった学校が多かったと思います。
そんな東京の中学校の卒業式の様子が、テレビニュースとして流されていました。

この3月に卒業した中学3年生は、まさにコロナ禍で中学校生活を送った子たちです。
この卒業した子たちは、やっとマスクをつけずに式に臨むことができました。

しかし、この子たちは、3年間マスクをずっと着けて学校生活を送っていました。
給食も、黒板の方を向いて黙々と食べていました。
学校行事も縮小や中止が相次ぎました。

テレビニュースの中では、そんな子たちの卒業式の答辞が映し出されました。
その言葉に、私は思わず胸を打たれました。

「本音を言えば、向かい合って給食を食べたかった。マスクを外して笑いたかった。でもそれを上回る楽しかった思い出がたくさんあります。本当にありがとう」… 続きを読む

ぐずる幼児にスマホを使うと感情調節で害が起こる

今どきの子育てにおいて、泣いたり、ぐずったりする幼児をなだめるために、スマートフォンやタブレットを使うことが、きっと行われていると思います。

しかし、アメリカのミシガン大学の研究では、そんな幼児を落ち着かせるために、スマートフォンやタブレットを使うと、感情調節の障害が増えるということが報告されています。

日本経済新聞ウェブ
https://em-tr271.com/L90494/b300/120331

この研究によると、この感情調節の障害は、男子やもともと怒りや悲しみなどの感情に激しく反応しやすい子供が起こりやすく、悲しみと興奮の感情が急に入れ替わったり、衝動性が高まったりする傾向がみられるというのです。

そもそも、こんな幼児の時期は、頻繁にぐずるものです。
それを、スマートフォンやタブレットを使って、安易に?落ち着かせていると、自分で感情を調節する機会を奪ってしまうことになるのです。

これって、過干渉な親が、失敗しないように先回りして子供に関わっているようなものです。

自分で感情を調節するためには、まず、子供は、自分がいらいらしていると自覚しなくてはなりません。
その上で、そのいらいらをなんとかなだめるために、あれこれ工夫しなくてはならないのです。… 続きを読む

愛知県・年3日まで平日に学校を休める「ラーケーションの日」

愛知県が、公立学校の児童生徒が保護者の休みに合わせて、年3日まで平日に学校を休める「ラーケーションの日」を2023年度から導入すると発表しました。

愛知県「休み方改革」プロジェクトについて
https://em-tr271.com/L90494/b300/120321

その「ラーケーションの日」 (校外学習活動の日)の創設・導入に向けた環境整備(2023年度2学期以降順次)の記者発表の項目を見てみます。

主旨は、次のようです。

「愛知県内の公立学校(小・中学校、高等学校、特別支援 学校)に通う子どもたちが、保護者等とともに、校外(家庭や 地域)で、体験や探究の学び・活動を、自ら考え、企画し、実 行することができる「ラーケーションの日(校外学習活動の … 続きを読む