朝会で、子供たちを静かにさせる方法

日本の小中学校では、全校朝礼(朝会)というものがあって、一昔前は月曜日の朝、全校児童生徒が運動場に集まって行なっていたものでした。

コロナ禍で途絶していたとはいえ、おそらく、今でも、同様な風景が見られると思います。

朝会では、輪番の司会の先生がいて、集まってきた子供たちを整列させ、話を聞くようにします。

要するに、静かにさせるわけです。

教育トークライン2023年2月号の巻頭ページにおいて、向山洋一氏が2つ静かにさせる方法を示しています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/119701

一つは、子供たちの中にちょっと話し声が聞こえるくらいのときで、

「さすがに6年生は静かだなあ、あっ、2年生も静かだね」

と言うのです。
シンプルですが、この「〜年生」と名指して褒める方法は、効果的ですね。… 続きを読む

変なおじさんがわちゃわちゃやっているのが、どこがおもしろいのかなって思う

E テレの一風変わった番組「ワルイコあつまれ」が好きで、時々見ています。

先日の番組では、子供達が落合陽一氏に記者会見するコーナーがあって、落合氏の切り返しの鋭さに、子供達がたじたじになっていたのが印象的でした。

さて、そのインタビューの一人の「はると」くんが、「どうやったら勉強のやる気が出ますか」という質問をしました。

それに対して、落合氏が「例えば、どんな勉強もやる気が出ないのか」と聞き返すと、はるとくんは、「社会の歴史とか」と答えたのです。 それに対しても、落合氏が「なんで歴史に興味がわかないの?」と聞き返すと、はるとくんは、

「変なおじさんがわちゃわちゃやっているのが、どこがおもしろいのかなって思う」

と答えたのです。

私は、ほえーっと思わず口にしてしまいました。
歴史をこのように解釈?しているのを、これまで聞いたことがなかったからです。… 続きを読む

「海の宝石箱やー」的な喩えを使ってみる

ひょんなことで、「笑い」について調べていたら、彦摩呂のグルメレポートの印象的なフレーズに行き当たりました。

私はグルメ番組はほとんど見ないので、そんな印象的なフレーズを使って、食レポをしているということを知らなかったのです。

その彦摩呂の鉄板フレーズが、「海の宝石箱やー」ですね。

知っている方は、何を今更と思うでしょうが、これは海鮮丼を紹介するフレーズなのです。

彦摩呂さんは、こんなことを言っています。

「北海道のロケに行って、魚市場の賑やかな市場食堂で海鮮どんぶりが出てきまして。その輝かしい新鮮な刺身たちを見て、「うわぁ、海の宝石箱や〜! と言うたんですよ。(中略)イクラがルビー、アジがサファイア、鯛がオパールみたいに見えたわけです。」 https://em-tr271.com/L90494/b300/119671

よく考えてみると、味わいを他のものに喩えて表すのは、何か変です。
海の宝石箱って、味の感想になっていません。… 続きを読む