「魔の11月」を救う?「相互承認」

昨日まで、「魔の11月」問題に関連して「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」を取り上げてきました。
今日は、一転して、「魔の11月」問題を、「子供同士の承認」で乗り越えることを取り上げます。

教師は、子供一人ひとりに対応しすぎると、気持ちがいっぱいいっぱいになります。個別対応のしすぎです。
30人いて、言葉かけやアドバイスを一人ひとりに合わせて行ってばかりいたら、疲弊します。

逆に、教師が子供を集団として扱いすぎると、今度は子供が疲弊します。まとめて動かされることに、ときに無理して合わせなくてはいけないからです。

この個別対応と集団としての扱いは、もちろん両方とも必要です。
しかし、このバランスが偏りすぎるのが「魔の11月」の原因ではないかと、小川幸一氏は言うのです。

そして、小川氏は、その問題の解決の手だてとして「相互承認」を促すことを提案します。
私は、「魔の11月」の原因についてはなんとも言えませんが、「相互承認」を促すことについては、賛同します。

「相互承認」とは、子供同士で認め合うことです。… 続きを読む

子供に「季節性情動(感情)障害」のことを教えておく

昨日、クラスに「魔の11月」問題が起こる原因の一つとして考えられる「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」への対策として、

「休み時間に、外に出て遊ぶ」

という提案をしました。

ただ、この対策は教師だけが理解して行うものです。

子供は、「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」の症状やその対策を知りません。

だったら、その症状や対策まで、子供に教えておこうというのが、小川幸一氏の考えなのです。

といっても、そんなに難しく考えることはありません。
ちょっとした時間に、「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」のことを語ってあげればよいのです。

その上で、

「もし、「なんだか元気がない」「気持ちが晴れ晴れしない」「やる気が起きない」「協力したい気持ちになれない」という気持ちになったら、それは「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」のせいかもしれない」… 続きを読む

「季節性情動(感情)障害」への対処法

クラスに「魔の11月」問題が起こる原因の一つとして、「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」が考えられるとしたら、どう対処したらよいのでしょうか。

実は、この「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」の原因として考えられているのが、「日照量が低下」です。

冬にかけて、日照量が低下する結果、健康な人でも冬は、脳の中のセロトニンが顕著に低下するということが、わかっています。

日照量の低下とは、日の出が遅く、日の入りが早いということもあります。そして、「曇り」の天気ということもあるのです。

このように、日照量の低下によるセロトニンの低下が、うつ症状につながっているのです。

とすると・・・・
この原因に向き合うことで、「魔の11月」問題を少しでも解決したり、弱めたりすることができます。

セレトニンを増やすには、太陽の光を浴びる、運動する、規則正しい生活をするな
どが効果があることがわかっています。

学校だと、ズバリ、… 続きを読む