昨日、クラスに「魔の11月」問題が起こる原因の一つとして考えられる「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」への対策として、
「休み時間に、外に出て遊ぶ」
という提案をしました。
ただ、この対策は教師だけが理解して行うものです。
子供は、「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」の症状やその対策を知りません。
だったら、その症状や対策まで、子供に教えておこうというのが、小川幸一氏の考えなのです。
といっても、そんなに難しく考えることはありません。
ちょっとした時間に、「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」のことを語ってあげればよいのです。
その上で、
「もし、「なんだか元気がない」「気持ちが晴れ晴れしない」「やる気が起きない」「協力したい気持ちになれない」という気持ちになったら、それは「季節性情動(感情)障害」=「冬季うつ病」のせいかもしれない」
ということも教えておくのです。
そうすれば、そんなダークな気持ちになった自分を、過剰に責めることもなくなると思います。
大人も、そして子供も、自分の心をコントロールするというのは、自分の心が様々な影響を受けているということを理解することが前提です。
そして、そんな影響の理解があることで、時にトラブルを起こしても、素直に謝れたり、前向きに心を立て直すことができるのだと考えています。