神奈川県警が開発したサイバー教室用教材が秀逸

私の勤務していた学校では、だいたい高学年になると、携帯電話会社か SNS の会社に依頼して、

・情報モラル
・SNSトラブル

についての出張授業を行っていました。

皆さんの学校でも同様の事を行っていると思います。

しかし、そのような会社に頼むことが難しかったり、そもそも、そのような出張授業がつまらなくて?「自分でやった方がいい」と判断したりすることもあると思うのです。

このほど、神奈川県警が開発した教材は、そんなニーズにぴったりだと思います。

このコンテンツは、SNSに潜むリスクや適切な使い方をまとめたもので、ホームページで公開して学校での活用できるものです。… 続きを読む

「これ、初めての考えだ」「これ、〜さんと同じ考えだ」でお墨付きを

昨日、

「〜さんと同じで、〜です。」

という枕言葉?をつけて言うことで、発言が苦手な子も自信をもって発言できるので、無下に「それは予防線だ」などと嫌うことはないという話をしました。

それは、きちんと自分の意見を述べるための1ステップとして、そのような言い方があると理解すればよいのです。

私は、そんな発言が苦手な子が自信をもって発言できるような声かけを、けっこうしていました。

それは、その子のノートを見て、

「ユニークだねえ」
「これ、初めての考えだ」
「先生も考えつかなかった」

などという声かけです。… 続きを読む

「〜さんと同じで、〜です。」の価値

あるコーチングの6ヶ月に渡る連続セミナーにオンラインで参加していたら、受講者の一人の方が小学校時代に感じていたことを話してくれました。 それは、意見を発表する際に、

「〜さんと同じで、〜です。」

という枕言葉をつけて言うことへの嫌悪感でした。

その受講者は、「自分の意見なんだから、他の人がどういう立場にあるかを言う必要はない。自分だけでないと言うことで、予防線を張っているようでいやだった」と過去の思いを吐露したのです。

ですが、その枕言葉付きの意見表明への嫌悪感が、その連続セミナーに参加してなくなったと言います。

それは、その連続セミナーにおいて、自分も意見表明に慎重になり(実際、かなり重苦しいテーマのセミナーでした。)他の人の意見表明をじっくりと聞いた上で、それを使って、予防線?での発言を積み重ねたからです。

その受講者は、他の人の考えによりかからない意見の表明ができるようになるためには、そのようなゆるやかなステップが必要だと、体感したと言います。

教室には、意見表明においても、様々なレベルの子が混在しています。
ですから、一律に「自分だけの意見を堂々と述べる」ことを目標としてはいけないと思います。… 続きを読む