愛着はどのように形成されていくのか

この子、愛着が不十分だったのじゃないか、という子がいます。
妙に荒れたり、妙に拗ねたり、妙に甘えたりする子です。何かしら、自然な素直さを感じないのです。

でも、愛着ってどのように形成されていくのか、そのことを、先日の子どもの発達科学研究所主催の講座で、大須賀優子氏から学びました。

最初、赤ちゃんは微笑んだり泣いたり笑ったりの行動で、母親に向けて信号を発信します。
これに母親が反応すると、自分が行動すると相手が反応するということを学んで、さらにその行動を増やしていきます。
このような「働きかけると良いことが起こる」 体験が、母親という自分でない人を信頼することにつながり、それが安定した対人関係の基礎となリます。 この時には、我慢させることなんかありません。
「働きかけると良いことが起こる」ことを、たっぷり味あわせることが必要なのです。

次に、赤ちゃんは母親に近づいたりしがみついたりの行動をします。安全・安心な母親と一体でいたいという現れです。この時期は、人見知りの時期でもあります。母親べったりです。… 続きを読む

「感動の方程式」その後 びっくりぽんプレゼンテーション、明日です。

教師の学びと成長サポート
渡辺喜男です。

いよいよ明日になったオンライン第3回「びっくりぽんプレゼンテーション」のご案内です。

申し込みサイト
https://bit.ly/30ZdYqD

1年前、小川先生は、第1回びっくりぽんプレゼンテーションの際に、「あなたの感動には秘密がある」という発表をしてくれました。

その発表の紹介文です。

「小川先生の授業はなんでいつも感動するの?」
と言われることがありますが、実はいくつかの秘密があります。
それは、皆さんもご存知の「○○」に示されています。お楽しみに。… 続きを読む

「感覚が鈍い子・鋭い子」という見方を取り入れる

個人差と言うと、得意・不得意、好みの違い、外交的・内向的などがあげられますが、「感覚」の違いというのも個人差です。

私はジェットコースターが苦手ですが、そのジェットコースターが大好きな人達がいます。
私は辛いものが苦手ですが、その辛いものが大好きな人達がいます。
私は激しい音楽よりも穏やかな音楽が好きですが、ガンガンと激しい音楽が好きな人たちがいます。

これは、どちらが良い悪いではなく、「感覚」の違いなのです。

ただ、ジェットコースターや香辛料、音楽だったらよいのですが、時に、この感覚の違いがトラブルの原因になります。

刺激の強い遊びを好む人は、弱い感覚では物足りなく感じ、強い刺激を必要とする人です。
感覚が鈍い(鈍感)人なのです。

一方、
刺激の弱い繊細な遊びを好む人は、弱い感覚でも繊細に感じ取り、強い刺激を恐れたりつらく感じたりします… 続きを読む