「道聞かれ顔」

家の近所の交差点で、何やら紙片を手に、道を探しているらしい男の人に声をかけられました。
「あのー、神奈川大学はどちらなんでしょうか?」
私の住んでいるところは、神奈川大学のそばなので、神奈川大学に向かう人が行き交っています。
多くは学生ですが、大学は試験会場にもなるので、普段はあまり大学に縁がない人達も時折訪れるのです。

神奈川大学は丘の上にあるので、交差点から見えるというような状況にはありません。
私は、
「この坂をまっすぐ行って、一番最初の信号を右に曲がってください。そうしたら大学はすぐ見えますよ。」
と道を教えてあげました。

私は、近所ではなくても、けっこう道を聞かれたり、電車の中で外国人に桜木町はどちらですかみたいなことを聞かれます。

「道聞かれ顔」というのは知ってますか。… 続きを読む

人は意味を求める「ジブリの呪い」

人は、自分がやっている事に、目的や意味を求めます。
人は、自分がやっていることに意味があると考えるからこそ、意欲をもち、ポジティブに行動できるのです。
このことが「趣意説明の原則」の根底にあるのですが、ときに、意味がないと思われることに、無理やり意味を作ってしまうことがあります。

その一つの例が、「ジブリの呪い」と呼ばれるものです。
それは、「金曜ロードSHOW」でジブリのアニメが放映されると、その夜の為替市場は荒れて、その次の日の日本株も大荒れになるというものです。

普通に考えて、ジブリのアニメと為替や株の動きとは全く関係はありませんね。

しかし、突然、為替市場が急に下落したり、株が下落したりしたとき、その意味・理由を求めたくなり、このような「ジブリの呪い」なるものを考えついたのだと思います。

想像をたくましくするに、為替が下落し株が下落して損をした人が、必死になって下落した原因を探って、次には損をしないようにと考えました。 ジブリのアニメが夜にやっていたことを思い出し、ジブリの放映と為替や株の動きを関連させると、なんだか関係や意味がありそうだと思ったのです。

この「ジブリの呪い」、一般的には「ジンクス」というのでしょうが、皆さんは、何かジンクスをもっていますか?… 続きを読む

低学年の音読バリエーションにうってつけ「間違え読み」

低学年での音読のバリエーションとして、うってつけのものがあります。
「間違え読み」です。

低学年の子には、音読のバリエーションがなければたくさん読ませることはできません。ただ、バリエーションと言っても、おもしろくないとのってきません。 そのバリエーションの中でも強力なのが、この「間違え読み」です。
強力すぎて、私は年に1回か2回と、限定して使っていました。

「今から先生が、教科書を読んで行きます。先生が選んだところをみんなも読みます。ただし、先生はわざと間違えて読みます。みんなは引っかかってはいけません。いいですね。」

こう言って、間違え読みを始めます。

「タンポポは、ひよわな草です。」

子供達からくすくすと笑いがもれます。
「みんなは引っかからないで、正しく読むんですよ。」… 続きを読む