みんな同じはない

子どもの発達科学研究所主催の「心の発達アテンダント」ベーシック講座を受けました。
教室にいる発達障害の子のことをもう少し詳しく知って、無用に苦しめることをなくし、より適切に教えてもらいたいと思ったからです。

さて、
講師の大須賀優子氏が、講座の中で繰り返していた言葉があります。
それは、「当たり前の罠にはまらない」ということです。
当たり前の罠は三つ。

当たり前は当たり前だから、できないと叱られる。
当たり前は当たり前だから、誰も教えてくれない。
当たり前は当たり前だから、できてもほめてくれない。

私が考えるに、当たり前はみんな同じであることを前提にしています。… 続きを読む

目線を合わせて「じっと」見続ける

授業中、子供に目を合わせて、「あなたに話しているよ」「あなたのことを見ているよ」といったメッセージを送ることができます。 子供に目を合わさない先生の授業は、指示がきちんと伝わりません。
目を使ったノンバーバルなコミュニケーションは、思ったよりも強力なのです。

教育トークライン2020年7月号で、谷和樹氏が「授業のベーシックスキル6 授業での対応・応答」という論考で、「目線を意図的に合わせる」とことについて書いています。

この谷和樹氏の原稿は、一般的な授業において子供と目を合わせることではありません。それは、やんちゃ度が高い子に対する対応なのです。 「目を使って制止する」とか「目を使って指示する」とかいう強い対応です。

そのやり方の基本は、このようだと谷氏は言います。

「基本はこれだ。
「目線を合わせて「じっと」見続ける」… 続きを読む

個人面談の組み立て

今年は、コロナウイルス対策のために家庭訪問を実施する学校はほとんどないと思いますが、個人面談を実施する学校は多いと思います。 やはり、担任した子供を育てていくに当たって、基礎情報を極力手に入れておくべきだし、保護者との信頼関係を面談を通して作っていくべきです。

そうは言っても、当然限られた時間の中での面談です。一人当たり15分〜20分というところでしょう。
これが、なかなかコントロールできずに、時間内で面談が終わらず、のびのびになって次に待っている保護者に迷惑をかけたことはないでしょうか。

個人面談の組み立てを、教育トークライン2020年7月号に井戸砂織氏が、このように紹介しています。

1 まず、保護者に、気になっていることなどがあれば言ってもらう。
2 教師が子供の良いところを具体的にたくさん伝える。
3 … 続きを読む