「当たり前の罠にはまらない」

大須賀優子氏が繰り返していた言葉「当たり前の罠にはまらない」について、今日も触れます。

当たり前の罠は三つ。

当たり前は当たり前だから、できないと叱られる。
当たり前は当たり前だから、誰も教えてくれない。
当たり前は当たり前だから、できてもほめてくれない。

「当たり前は当たり前だから、できないと叱られる。」
例えば、小学校4年生の子が紙にのりをつける時に、のりが紙からはみ出して机にまでべっとりついてしまう。
4年生なら、のりが紙からはみ出すなんてありえないと叱られます。
でも、 その子は微細運動障害かもしれないし、そもそも、はみ出さないのりの付け方を教わっていないかもしれません。… 続きを読む

みんな同じはない

子どもの発達科学研究所主催の「心の発達アテンダント」ベーシック講座を受けました。
教室にいる発達障害の子のことをもう少し詳しく知って、無用に苦しめることをなくし、より適切に教えてもらいたいと思ったからです。

さて、
講師の大須賀優子氏が、講座の中で繰り返していた言葉があります。
それは、「当たり前の罠にはまらない」ということです。
当たり前の罠は三つ。

当たり前は当たり前だから、できないと叱られる。
当たり前は当たり前だから、誰も教えてくれない。
当たり前は当たり前だから、できてもほめてくれない。

私が考えるに、当たり前はみんな同じであることを前提にしています。… 続きを読む

目線を合わせて「じっと」見続ける

授業中、子供に目を合わせて、「あなたに話しているよ」「あなたのことを見ているよ」といったメッセージを送ることができます。 子供に目を合わさない先生の授業は、指示がきちんと伝わりません。
目を使ったノンバーバルなコミュニケーションは、思ったよりも強力なのです。

教育トークライン2020年7月号で、谷和樹氏が「授業のベーシックスキル6 授業での対応・応答」という論考で、「目線を意図的に合わせる」とことについて書いています。

この谷和樹氏の原稿は、一般的な授業において子供と目を合わせることではありません。それは、やんちゃ度が高い子に対する対応なのです。 「目を使って制止する」とか「目を使って指示する」とかいう強い対応です。

そのやり方の基本は、このようだと谷氏は言います。

「基本はこれだ。
「目線を合わせて「じっと」見続ける」… 続きを読む