金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である 。

不意に、ドキッとするような格言にぶち当たります。
昨日、こんな格言にぶち当たりました。

小林一三
「金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である。」

小林一三氏は、阪急グループ、東宝グループを作った実業家です。

「できない」というのではなく、「やらない」ということですね。

結局、お金があろうとなかろうと、お金に関わらずやる人はやります。やらない人は条件が整っていてもやりません。

これ、お金と言うと自分には関係ないように思えるのですが、お金の代わりに他の事を入れると、少し考えられさせられます。

「時間がないから何もできないという人間は、時間があっても何もできない人間である。」

うーむ。… 続きを読む

ターゲットは小4男子

ざんねんないきもの事典がこんなにも人気があり、売れているのは、まず何だろうと思って、この本を出版した高橋書店という出版社のホームページを見てみました。

すると、この本の企画の秘密?が明らかになりました。

この高橋書店も、たくさんの図鑑を発行していて、もちろん動物の図鑑もあったのです。
しかし、これまでの動物の図鑑は、動物の能力や生態の「すごさ」や「すばらしさ」をアピールしたものでした。

これ、わかりますよね。
例えば、チーターは、あっという間に時速100 km に達する速さで走れることが書かれているのです。
すごいです。

しかし、 … 続きを読む

「ざんねんないきもの事典」を読んでみた

恥ずかしいのですが、あの「子供による投票ナンバーワンの本」、「ざんねんないきもの事典」を、これまで読んでいませんでした。 発行されてから何年も経ち、何度も読むチャンスがあったのですが。

これではいけないと、意を決して?本を手に入れ、読んでみました。

子供たちがハマる理由が少しわかる気がします。
生存競争に勝とうとするあまり、一生懸命に環境に適応し、「過剰に」進化させてしまった姿が、いじらしくも愛おしくうつるのだと思います。

この世の中、一生懸命にやってもうまくいかず、残念な結果になることがほとんどです。
(私だけかな?)
そんな残念な自分に、ざんねんな動物たちを重ね合わせて、よしよしと頭を撫でてあげたような感じなのかなと思います。

ちなみに、「子どもの本総選挙」のウェブページには、二人の子の感想が掲載されています。

この本の生き物はおかしくて笑えるけれど、 … 続きを読む