「前と比較して褒める」

今日のメルマガは、昨日の石坂陽氏の「子供への褒めコメント5」の続きです。

まず、「前と比較して褒める」という褒め方のバリエーションです。
これは、達成した・できたことを賞賛するのではなくて、伸び・成長を褒めるという視点をもとうということです。

まだまだ発表が苦手な子でも、「前は発表しようともしなかったのに、今は3日に1回は発表するようになった。すごい進歩だ。」と成長した点を褒めてあげればいいのです。 ここでのキーワードは、「前より」と「前に比べて」です。

次は、「努力を褒める」という褒め方のバリエーションです。
私達は、基本的に、達成ではなくて過程の努力を褒めていきます。
「学力の経済学」で、中室牧子氏は「アウトプットを褒めるのではなくて、努力できるインプットを褒めよう」と言っています。
たとえテストで100点をとった時でも、「100点取れたね。しっかり努力したから取れたんだよ。」と必ず努力したことを忘れずに褒めていきましょう。

最後は、「そういえば」を使う褒め方のバリエーションです。… 続きを読む

「名前を入れて」褒める 「感謝を伝える」

トークライン2020年5月号に、石坂陽氏が「子供への褒めコメント5」という記事を書いています。要は、「褒め方のバリエーション」です。 昨日は、石坂陽氏の褒め方を取り上げましたので、つなげて紹介していきます。

まず、「名前を入れる」ということです。
褒める時に、その子の名前を入れるというのは常套手段であり、基本的なことだと思います。

名前というのは、やっぱりその人にとっては特別なものです。
名前を呼ばれると、ピッとアンテナが立つんだと思います。とりわけ我がことだと思えて、良い時も悪い時も、アドレナリン?が出ます。

「Aさん、常に真剣に取り組んでいるね。すばらしい。」
という方が、ただの「真剣に取り組んでいるね。すばらしい。」というよりも心に入ってくるのです。
もっとも、悪い出来事の時には、名前を入れない方が良いかもしれません。

次は、 … 続きを読む

「何度も」「繰り返し」褒める

「褒める」という行為には様々なバリエーションがあります。
そのバリエーション使いこなして、「何度も」「繰り返し」褒めていくことが重要なのです。

例えば、給食をこぼした子がいたときに、さっとこぼれた汁をふいてあげたとします。
「ありがとう。率先してふいてくれてありがとう。」などと褒めますね。

でも、これ、たった1回ではもったいないです。
褒めるに値する行為をした時に、何度も変化をつけて繰り返し褒めていくことで、その褒めるに値する行為をまたやろうとする意欲を生み出すのです。

ですから、たったひとつの褒め方でなくて、バリエーションが重要となります。
このことを石坂陽氏に学びました。

まず、その場で褒めます。
そして、帰りの会で同じことを褒めます。… 続きを読む