糸の切れたさなぎは木工用ボンドで布に貼り付ける

教育トークライン 2020年6月号が届きました。
表紙をパッと開けたらグラビアページ、そこに、千葉雄二氏が、私の全く知らないモンシロチョウの飼い方?を書いていました。

モンシロチョウを飼育するのは、3年生の理科です。
ここでは、昆虫の成長のきまりや体のつくりについて学習します。

具体的には、モンシロチョウやアゲハチョウを飼育するわけです。
都会では青虫がなかなか見つからなくて、苦労しますね。

それでも、苦労したかいがあって、幼虫である青虫がさなぎになり、そして、それが成虫のモンシロチョウになって飛び立つのは感動的なものです。 ホント、運がよければその瞬間を見ることができます。

ただ、青虫がさなぎになる際につけた糸が切れて、虫かごの底に落ちていることが多々あるのです。私は、その落ちたさなぎをどうしたらいいかわからず、そのままにしておいたことを思い出します。 … 続きを読む

「そうだよね、つい忘れちゃうんだよね。じゃあ、先生と練習しようね」

向山洋一氏が若かりし頃、同学年を組んだベテランの男性教師は、事務処理の実に速い人だったと言います。
そして、その先生のクラスは、実にきちんとしていて、「忘れ物が一人もいなかった」というのです。

この「忘れ物が一人もいない」ことを聞いて、向山洋一氏は「すごい」と思いつつも、何か変だ、異様だと感想をもらしています。

そのクラスの子は、きちんとしていましたが、「どこか暗く」「どこかおどおどしていた」のでした。

これはどういうことなのでしょうか。

ミスはしてはいけないという指導者のもとだと、子供はミスをなくすことにフォーカスせざるを得ません。

ミスをなくすことにフォーカスしていくと、気持ちが萎縮してしまいます。
「〜〜してはいけない」という気持ちのあり方が、前向きでなくなるのです。

そんなクラスだと、失敗は許されないことであり、失敗を恐れて挑戦することもしなくなってしまいます。
ミスしない失敗しないことが、最優先なものなのです。… 続きを読む

「猫も杓子も」の語源は?

たまたまテレビを見ていたら、「ネコメンタリー「猫も杓子も」」という番組に見入ってしまいました。
村山由佳さんの回だったのですが、私の家でも猫と暮らしていることもあり、「そうだよなあ」「わかる、わかる」と共感しまくりでした。

さて、私は「猫も杓子も」という言葉に引っかかってしまいました。
どういうこと?です。

この「猫も杓子も」とは、シンプルに言うと「みんな」ですね。
英語で言うともっとわかりやすくて、「everybody」です。

でもどうして猫も杓子もというのでしょうか。
猫はネコ、杓子って「しゃもじ」ですよ。
どう考えても、猫としゃもじは「対」になりませんし、列挙する対象とも考えられません。

?です。… 続きを読む