ピストルのような音を聞くと、怖くて動けなくなってしまうんです

「ピストルのような音を聞くと、怖くて動けなくなってしまうんです」
こんな症状が出るので、運動会においてピストルを使わないでほしいと学校に訴えている中学3年生のことが、ネットに出ていました。

この子は、幼いころから、破裂音が苦手でした。
風船が割れる音や打ち上げ花火、雷の音や犬の鳴き声などを聞くと、過度に恐怖を覚えてしまうのです。

これは、「聴覚過敏」ですね。

この中学3年生は、そうした音を聞くと、耐えきれずに「安全なところ、遠いところに逃げ出したくなる」のだそうです。
小学生の時から、運動会のピストルの音を「ずっと、我慢してきた」のです。

しかし、中学になって、もう我慢できなくなって、「運動会でピストルを使わないでもらえませんか」と学校側に申し出たのです。

そして、2年越しの訴えが実り、学校はピストルの使用を止めました。
笛か太鼓で代用することになったのです。… 続きを読む

「教材研究ノートの作り方を知りたい」

「明日の授業が変わる」公的研修
教育トークライン2019年6月号において、水本和希氏がこんなタイトルの原稿を書いています。
そこで、「教材研究ノートの作り方を知りたい」と水本氏は訴えています。
確かに、私も、そんなことを公的研修で教わったことはありません。

公的な研修を受けても、日々の授業は変わりません。
研修のテーマや内容はこちらから望んだものではなく、教育委員会がお仕着せで設定した、あまりに大きすぎるものだからです。

自分にとって、明日の授業にとって、有効なテーマや内容の公的研修がほしいですね。

さて、この原稿で、水本氏が訴えていることの一つが、「教材研究ノートの作り方を知りたい」ということです。
私も、公的研修で教わったことがありませんし、これまで、そんなテーマの公的研修が行われたと聞いたこともありません。

「先輩方がどのようにノートを作っているのか?実際のモデルをいくつか紹介していただき、そのポイントを解説してもらう」そんな研修をしてほしいと水本氏は言います。… 続きを読む

あごマスクはマナー上よろしくない!?

先日の身だしなみの講座において、「あごマスクはマナー上よろしくない」のではないかと話題になりました。
相手に、失礼ではないかというのです。

もちろん、マスクすること自体は、鼻水や咳の飛散の防止策や花粉症対策として、必要なのですから、マスクをすること自体は別段問題はありません。 健康上、必要です。

そうではなくて、マスクをかけたまま話すことが失礼ではないかというのです。

授業において、マスクをしたまま子供たちに話すというのはあり得ます。
これは、子供たちにうつさないようにしているのです。

「先生は、少し風邪をひいてるから、みんなにうつさないように、マスクをつけたまま話しますね」と、一言子供たちに断っておけばいいです。

ただ、研修会など、講師の先生が学校に来た時にどうするか、です。
そのような場で発言をする場合、これも「風邪をひいてるので、マスクをつけたたままで失礼します」と断って、マスクをつけても話すのはいいと思います。… 続きを読む