2007年、ハーバード大学とカルフォルニア州立大学の研究グループが、「肥満と人間関係」について論文を発表しました。
そこでは、興味深いことに「肥満は伝染する」ことが示されたのです。
研究グループは、12,067人もの生活習慣や、交友関係といった社会活動に関わるデータを分析しました。
分析によると、ある人が太った場合、その兄弟や配偶者が太る確率が高くなる傾向になりました。
しかし、それよりも、その人の親しい友人が太る確率の方が高かったのです。
例えば、男性のAが太ってしまった場合、その妻が太る確率は37%、兄弟の場合は40%です。
しかし、Aの友人が太る確率は57%にもなったのです。
そして、この親しい友人同士の間で起こる肥満化リスクは、その友情が強ければ強いほど高かったのです。
家族みんなが太ってしまうというのは、食生活が似るからという理由が考えられます。
しかし、親しい友人同士であることが肥満に影響するというのは、やはり「同調行動」の心理ではないでしょうか。… 続きを読む