相手にけがをさせたときの電話連絡

トラブルメーカーの子を担任した時、その子の保護者には、小さなケンカやトラブルのことは連絡していませんでした。
それまでの学年で、担任の先生からうんざりするほど苦情や要求を受けていたと思ったからです。
そんな苦情や要求を言うよりも、その子を少しでも成長させ、その成長の事実を保護者に報告したいと考えていました。

しかし、友達とケンカになり、友達を殴ったり、つきとばしたりして、けがをさせてしまったら話は別です。
こうなると、もう学校の中でおさめておくことはできません。
相手がけがをしたら、すぐに電話連絡をしなければいけません。

しかし、なかなか「けがをさせた」とは、言いにくいものです。
特に、まだ保護者と意思の疎通ができていないときは、余計に言いにくいものです。

そんなとき、私は「けがをさせた事実」にアクセントを置いて電話をしました。

「友達と、何かの拍子に口げんかになり、だんだん気が高ぶって大きなケンカになりました。… 続きを読む

「立春」 今日から季節は春

昨日は「節分」でした。
私たちは、季節の区切り(節分)に、邪気を払うための豆まきをしました。

そして、今日は「立春」。
今日から、季節が冬から春になるのです。

しかし、なぜ今日から春なのだろうと不思議に思いますね。
では、少し詳しくみていきましょう。

春夏秋冬で表される四季ですが、日本には「二十四節気(せっき)」というものがあるのです。
「二十四節気」とは、1年の季節を4等分ではなく、さらに細かく(1年を24等分に)したものです。

「二十四節気」とは、春分・夏至・秋分・冬至と巡る1年を24等分しています。

春分の日:昼と夜が同じ長さ… 続きを読む

体験は「生きる力」「考える力」「知識」を育てる

子どもにいろいろな体験をさせたいと考え、さまざまな手だてをとっている教師がいます。

私は、夏休みの宿題の例として、旅行記をあげていました。
「旅行記は文章だけではいけません。」と話しました。
「旅で出合ったモノは何でもとっておくのです。切符、チラシ、入場券、はしの袋、葉っぱ・・・みんなとっておきなさい。」
旅に出た子は、どの子もすてきな旅行記を書いてきました。

生き物係で、花を育てたり、金魚を飼ったり、ザリガニを飼ったりする教師もいます。
私は、教室でハムスターを飼ったことがあります。

このような体験は、子どもにとって、すばらしい学習となります。

世話をずっと続けて、きれいな花が咲く。
世話を忘れて、植物を枯らす。… 続きを読む