人間は、理性と感情を合わせもって生きています。
では、普段はどちらを多く働かせているでしょうか。
少し自分の行動をふり返るとわかるのですが、私たちは、ほとんど感情で動いています。
「うまそうだ」とフライドポテトに口に運び、しかめっ面をしている上司とはできる限り目を合わさないようにします。
どんよりした天気の時はなんだか気が重くなり、ビシッとしたスーツの紳士には一目置いてしまいます。
では、誉めるときは理性と感情、どちらを多く働かせているのでしょうか。
叱るときは、どちらでしょうか。
往々にして、誉めるときは非常に理性的に誉め、叱るときに感情的になっていないでしょうか。
絵を描き終わって、
「皆さん、○○君はこつこつと根気よく絵を描いてきました。特に、花と葉の色使いに気を使っています。見てください。この緑の色が少しずつ変わっていくところが、先生はとてもよいと思います。」… 続きを読む