学校において、「マナー」と「ルール」の区別が曖昧で、対応が不明確なことの典型が、「いじめ」問題だと思います。
その対応の不明確さは、いじめの原因の分類がもやっとしていてることから来てきているのです。
著書「日本を滅ぼす教育論議」の中で岡本薫氏は、ノルウェーにおけるいじめへの対応を紹介ししています。
いじめは、日本だけに限る問題ではありません。
たくさんの国において、いじめが問題となっていた(る)のです。
中でも、国際的に見て、いじめ問題が深刻だったのが北欧の国々だったと岡本氏は言います。
その中のノルウェーでは、1980年代から子供が自殺するなど深刻な「いじめが社会問題化」し、「いじめ大国」とまで呼ばれた時期がありました。 そして、様々ないじめ対策が進められたのです。
ノルウェーでは、いじめが起こった場合、そのいじめが、次の三つのうちどれに当てはまるのかを特定するのです。
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