2人が手をつないでゴールしたら

そのような学校を実際に知らないのですが、運動会の徒競走において、競走せずに並んでゴールするという学校があるという記事をよく目にします。 本当にそのような学校があるのか、にわかに信じられません。
並んでゴールして、本来の「全力で走る」という体育的な目的は達成されているのでしょうか。

8/15に東京・お台場海浜公園で行われた東京五輪に向けたトライアスロンのテスト大会で、
世界ランキング2位のイギリスの選手と、同じイギリスの選手が先頭争いをして、最後には、2人が手をつないで笑顔でゴールしたというニュースがありました。

このニュースは、友情を表す美談になったのでしょうか。

残念ながら、この二人は失格になったのです。
「意図的に一緒にフィニッシュすることは禁止」というルールに抵触したとみなされたのです。
イギリスのチームは抗議しましたが、「ルールにのっとった。非常に残念なこと」と実行委員会はコメントし、結果は変わらず、表彰式も行われなかったのです。

競争(競走)するという場面は、学校で学習する中にもたくさんあります。… 続きを読む

保護者は「先生なんだから敬語は正しく使えて当然」と思っている

時に、「先生は、社会の常識がない」って言われます。
「いや、そんなことはない。」と思いつつも、残念ながら、きっぱり言い返す自信がないのは確かです。

元牛久市教育委員会教育委員長の永堀宏美氏は、保護者にとっての教師の第1印象の決め手は次の三つだと言います。

1 身だしなみと服装:だらしない印象を与えない髪型や服装を心がけましょう。

2 顔の表情や視線の向け方:「相手の目をちゃんと見る」は対人コミュニケーションの基本です。ぜひ、保護者全員としっかりアイコンタクトを取りましょう。

3 教職員にふさわしい言葉遣い:多くの保護者は「先生なんだから敬語は正しく使えて当然」という意識でいます。

「身だしなみと服装」については、こざっぱりと清潔なことを心がければいいと思います。そして、にこやかな表情とか視線とか、授業の腕を向上させていくうちに、自然に見についていくと思います。… 続きを読む

「やる気があるから、聞き返す」

算数の授業で、「教科書を出したら、25ページの3の問題をやりなさい」
と指示した瞬間に、

「先生、どこやるの?」

と聞いてくる子がいます。
この「聞き返し」は、発達障害のADHDの子の特徴である「不注意」の典型例としてよくあげられます。

では、この「先生、どこやるの?」に対して、どう対応したらよいのでしょう。

それは、ADHDの子はワーキングメモリーが小さいので
・教科書を出す

・25ページ… 続きを読む