漢字テストが、クラス全員100点を目指して

漢字ドリルを使った漢字テスト。だいたい週一回ぐらいのペースで行われるのが普通でしょう。
その漢字テストが、クラス全員100点になったことはあるでしょうか。

もちろんクラス全員100点を目指して、毎回やるわけですが、中には漢字がなかなか覚えられない子もいて、全員100点というのはなかなかできるわけではありません。

しかし、このような漢字テストは練習方法を身につけ、漢字の覚え方に慣れてくると、みんな100点を取れるようになるものです。 とりわけ、漢字の教材として「あかねこ漢字スキル」を使っていれば、クラス平均95点以上はそんなに難しくはないというのが実感です。

ですが、全員100点というのは、大体2学期になって実現するというのが、私が担任していた頃の実態です。

そんな漢字テストでの全員100点を目指して、第1回目のテストに注力すると言うのが山本東矢氏です。
トークライン2020年2月号にそのことが書かれています。
そのポイントは、

「第1回目の漢字テストは、通常5日のサイクルで行うところを、8日ぐらいかける」… 続きを読む

辞書引きに毎回取り組む

最近、国語辞典をひいたことがあるでしょうか。
私は、国語辞典を引くことは全くありません。どこに国語辞典があるかさえわかりません。
もっぱら、「Google先生」に教えてもらっています。

しかし、小学校の子供達に国語辞典の学習は必要ないのかというと、もちろん必要です。

五十音の順に言葉が並んでいること、動詞は終止形で検索されることなど一定のルールで、言葉が調べられる仕組みを知ることはとても大切なことです。 また、一つの言葉にいくつもの意味があるということも一目瞭然でわかります。

国語辞典というアナログの素養があった上で、デジタルの「 Google 先生」なのです。

教育トークライン2020年10月号に、田丸義明氏が「楽しく語彙の指導」というタイトルで、辞書引きについて述べています。… 続きを読む

目標の達成をビー玉で示す

小さな目標を設定して、それに対してみんなで取り組んでいくことで、クラスをより前向きにすることができます。
そんな目標の達成を、見える化して示したのがトークライン2020年10月号の久野歩氏の実践です。

それは、低学年の先生や、幼稚園・保育園の先生には、もうおなじみの実践なのかもしれませんが、透明な入れ物の中に、目標を達成したらビー玉を入れて行っていっぱいになったら、ご褒美をもらえるという仕組みです。

久野氏は、小さな目標といっても当たり前のことで構わないと言って次のような例を挙げています。

・全校朝会の開始前に整列している
・清掃を協力して時間内に終わらせる
・全員で協力しイベントを成功させる

このようなことができたら、学級全体にその効果が波及することを狙って、クラス全員で達成したことを褒めていきます。

よく頑張って目標が達成されたら、ビー玉を入れます。久野氏の場合は、小さなビー玉二個か大きな六玉一個だそうです。

すると、だんだんビー玉がたまっていくのが見えます。自分たちががんばったことが目に見えてくるのです。… 続きを読む