算数の学期末テストをできるようにさせる方法

算数の単元ごとのテストはよいのに、学期末のテストや学年末のテスト(まとめテスト)はあまりできないということはありませんか。 私は、若いうち、随分とこのパターンを繰り返してきました。そして、単元テストで自信をもった子供たちを、少なからずがっかりさせてきたと思っています。

教育トークライン2021年8月号では、林健広氏が、このまとめテスト問題?に言及しています。

林氏の答えはシンプルです。
必ず復習させるのです。
もちろん、授業において復習させます。

ですが、これがなかなかできないのです。
なぜって、復習できるほど、時間に余裕がなかったからです。

林氏はこのように言います。

「教科書の進度を、年間指導計画通りにします。計画通りならば、学期末、ある程度時間の余裕があります。遅れていると、学期末テストをすぐにせざるを得ません。」… 続きを読む

多動への対応

昨日、教育トークライン2021年8月号に小嶋悠紀氏が書いていた「大きな多動」と「小さな多動」の原因について書きました。

今日は、その多動にどう対応していくか、小嶋氏の提示を追っていきます。

まず、離席・離室といった「大きな多動」。
もちろん、その原因が、学習の困難さや集団行動の困難さだったら、その困難さに手を入れなくてはなりません。

しかし、学習にも集団行動にも特に支障はなく、「衝動性」が原因ならば、基本方針は「大きく動かしてあげる」ことだと小嶋氏は言います。 ・立つ
・先生のところにノートを見せに来る
・声を出す
・・・
いろいろと考えられます。… 続きを読む

多動という行動の裏にある原因

1年生など、授業中、すぐ席を離れてしまう子っています。
また、そこまで行かないまでも、椅子の下で、足をブランブランさせている子っています。

どちらも、「多動」という症状です。この症状は、ADHDの子に多く出現するのですが、ASDの子にも出現します。

この「多動」にどう対応していくか、教育トークライン2021年8月号に小嶋悠紀氏が書いています。

小嶋氏は、多動という行動の裏にある原因を、的確に捉えることの大切さを強調しています。

まず、「離席」「離室」「走り回る」といった「大きな多動」です。この「大きな多動」は現象はすぐ捉えることができますが、その原因は同じわけではありません。

ADHD、ASDの「衝動性」が原因なのか。
学習が難しいからなのか。
集団行動が難しいからなのか。
その原因の見極めが、ていねんな対応につながっていきます。… 続きを読む