「学習のやり方を身につけさせる」ために「赤鉛筆でうすく書いてなぞらせる」

私たち教師が、子供に身につけさせることは、学習の中身(学習内容)と学習のやり方(学習方法)ですね。
しかし、「やり方がよくわからない」と言って、学習に取りかかられない子がかなりいます。

こんな子たちをどうしたらよいのでしょうか。

学習のやり方を身につけさせる強力な方法の一つに、「写す」ということがあります。

例えば、算数の問題を解く場合。
教科書には問題が書いてあって、そのすぐ下には、「式」と書いてあります。
子供たちに、この教科書に書いてある式を「そっくりそのまま写す」んですよと指示します。

しかし、この簡単な「写す」ということできない子が教室にはいます。体験からするとだいたい二、三人います。

「そっくりそのまま写す」ことができないのです。

大人からしたら、先生からしたら、なんでこんな簡単なことができないのかと思われるかもしれませんが、その子にとってはそれまで「写す」という勉強したことがないのです。 … 続きを読む

レベル別「ノート忘れへの対応」

私の教育サークルにおいて、「子どもがノートを忘れたらどうする?」と話題になりました。
興味深かったので、少しばかり分析してみました。
題して、「ノート忘れへの対応」です。(そんなに大げさなものではないのですが)

レベル0
「ノートを忘れたら、ノートをとらなくてよい」
まあ、そんな先生はいないと思いますが、ノートをとることの価値はない、どうでもいいというのです。
これは、いけません。

レベル1
「持ってきた違う教科のノートに書かせる」
国語のノートを忘れたら、例えば社会のノートがあったので、そのノートに書かせるというものです。… 続きを読む