プロモータータイプの人への聞き方

昨日は、コーチングにおけるコミュニケーションタイプのうち、「コントローラータイプ」の人とのコミュニケーションのきっかけについて、取り上げました。

その人をより理解していく「きっかけ」として、役立てるためです。

今日は、プロモータータイプの人への聞き方です。

プロモータータイプの人は、自分が周囲に影響していると感じることが、一番のモチベーションです。

ですから、話を聞く際には、「あなたの話に影響されています。」という反応をきちんと示すことが重要です。

ちょっと大げさ気味に、うなずいたり、言葉を添えたりすると気持ちよく、話してくれます。

次に、プロモータータイプの人は、アイデアや新規性を好みますので、あれこれ規制されると窮屈に感じます。

ですから、質問する際は、大枠だけを示して自由に話してもらうようにします。
もちろん、変わったことを言っても、そのアイデアを否定しないようにします。

また、プロモータータイプの人は、盛り上がることが目的になりがちなので、話題に統一性がないことがあります。… 続きを読む

コーチングにおけるタイプ分けは、相手を理解するきっかけ

これまで、コーチングにおけるコミュニケーションの4つのタイプである

・コントローラータイプ
・プロモータータイプ
・サポータータイプ
・アナライザータイプ

を取り上げました。

今日は、このようなタイプによって区分けするのは、その人を「決めつける」ことになるので、好ましくないという考え方について、私なりの考えを述べさせてもらいます。

私も、そんな決めつけはよくない、もっと先入観なく、素直にその人と付き合っていったらよいと考えていました。

しかし、今回、4つのタイプについて、改めて理解を深めていくうちに、考えを少しばかり変えました。

それは、この4つのタイプの区分けは、その人を理解する「きっかけ」にしていくものだという理解です。… 続きを読む

アナライザータイプの人とは

今日は、コーチングにおけるコミュニケーションの4つのタイプの最後の一つ、感情表出が低く・自己主張も弱い「アナライザータイプ」について、取り上げます。

アナライザータイプの人たちは、感情表出も、自己主張も控え目です。

どんな人をイメージすればよいかというと、とにかく「正しさ」「正確さ」を大切にする人です。
人間関係よりも、データの収集や分析、準備を大切にしていくタイプです。
要するに、よく言われる「冷静な人」です。

このタイプの人は、発言においては、慎重になります。それは、よく考えてじっくりと言葉を口にするからです。

発言同様、行動も慎重です。
自分の行っていることが「正しい」と実感できるときに、アナライザータイプの人は、行動していきます。

そのために、情報収集や分析といった事前準備に時間をかけます。
この行動のために「理由づけ」が曖昧だと、アナライザータイプの人は動かないのです。… 続きを読む