無記名アンケートの扱い

以前、取り上げた任天堂の「カスハラ」対応を利用規定に加えたことについて、私は、このような規定を学校でも掲げたらどうかという考えを述べました。

すると、このメルマガの読者から、賛意のメールをいただきました。
ありがとうございます。

その読者は、やはり?、先生です。

そして、その方は、学校で行う保護者向けのアンケートについて悩ましいと述べているのです。

運動会や授業参観等について、アンケートを無記名でとったところ、ある保護者から複数の項目で最低ランクの評価をつけられたと言うのです。

おそらく、他のほとんどの保護者からは、良い評価をつけられていたのに、ただ一人の保護者からの評価が悪く、黒い?疑念がもくもくと湧いてきて仕方がないのだと思います。

問題は、無記名アンケートの扱いです。

記名アンケートには、自分の名前を書いているので無責任なことを書けません。回収率は悪くなりますが、信頼度は高まります。
私は、なんとなくではなく、きちんとした考えをもって意見してほしいので、記名のアンケートをとるようにしていました。… 続きを読む

自分らしさを尊重する親の声かけ

今日は、「がんばれる子が育った家庭の4つの共通点」(日経プレジデントFamilyによる、東大生150人へのアンケートより)のうち、

・自分らしさを尊重する親の声かけ

について、話題にしていきます。

これまた、基本的に教師も同じスタンスだと思います。

小学校時代、話をよく聞いてくれたという人は、86%でした。

以下、どんな話を聞いてくれたのかの例です。

「友達付き合いのことを相談して、新しい視点をくれた」

「常にいろんなことを考えていて、全部口に出すと友達には引かれるなあと思っていたことを帰宅後、怒涛の勢いで話していました。基本聞き流してもらっているのですが、考えたことを話すことでストレス解消になっていました。」

「体のコンプレックスについて相談し、慰めてもらった。」

「テストで酷い点を取ってしまったとき、普段はいい点を取るとほめてくれる親だが、そう落ち込むようなことではない、大丈夫と慰めてくれた。」… 続きを読む

チャレンジ精神を育てる親の声かけ

今日は、「がんばれる子が育った家庭の4つの共通点」(日経プレジデントFamilyによる、東大生150人へのアンケートより)のうち、

・チャレンジ精神を育てる親の声かけ

について、話題にしていきます。
もちろん、これも、基本的に教師も同じスタンスだと思います。

小学校時代、家族が自分のチャレンジを応援してくれたという人は、85%でした。

以下、どんな応援だったかの例です。

「女子1人で男子のサッカーチームに入ろうとしたとき、 体験レッスンに連れて行ってくれ、練習への送り迎えや、自主練習の相手もしてくれた。」

「自由研究で装置を自作するのを、否定せずに見守ってくれた。」

「英検の面接練習では、親が面接官役になって練習し、その後いろいろなアドバイスをくれた。」… 続きを読む