過去を持ち出さない

4月、クラスが始まって3日間は、問題を起こす子、勉?にやる気のない子も含めて、どんな子も先生の言うことを素直にききます。 それは、
「今年こそ、自分は変わる」
「学年が変わったから、心を入れ替えてがんばる」
「やり直そう」
・・・
と考えているからです。
だからこそ、この子供が素直な気持ちでいる3日間に、クラスのルールを一気呵成に作り上げることが重要だと言われるのです。「黄金の3日間」ですね。

ですが、
そんな子供の気持ちは長続きしません。… 続きを読む

間接的に指導する

教師が授業で指示しても、なかなかやろうとしない子がいます。「やらなくても平気だろう」という、少し気持ちのタガが外れたような子です。「隙あらば」手を抜きたいというような子です。

こういう子はなかなか手ごわいです。
ただ、こういう子を直接叱ったとして、ただただ反発されてふてくされても困ります。

そんなとき、間接的に指導する事例を、太田政男氏が教育トークライン2021年11月号で紹介しています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/115021

こうときはどうするか。
太田氏はこうやります。

「あえて、A君の座っていないエリアに向かって話す。
先生は相談と言ったのに、やっていない人もいました。これはいいことですか。」
多くの子が首を横に振った。」… 続きを読む

読字障害への対応

昨日、小嶋悠紀氏による、読字障害(ディスレクシア)のアセスメントを紹介しました。
今日は、そのアセスメント実施後の対応について、小嶋氏の提案をみていきます。
教育トークライン2021年11月号
https://em-tr271.com/L90494/b300/115011

小嶋氏は、次の4つの対応を提案しています。

1 拡大する
シンプルですが、すぐやってみる価値があるのが「拡大」ですね。
教科書の文字の大きさで音読が苦手なら、これを拡大してあげれば、少し楽になると言います。

2 … 続きを読む