体験によって違う影響

昨日紹介した文部科学省の体験活動に関する調査研究には、どのような体験を小学校の頃に行ったかによって、高校生になった時に高められる意識が異なることが明らかになっています。

そのうち、私が「なるほど」と思った事柄を紹介します。

まず、
「体験活動の影響」。
自然体験(キャンプ、登山、川遊び、ウィンタースポーツなど)を体験した子は、自尊感情や外向性に良い影響を出ています。
社会体験(農業体験、職業体験、ボランティア)を体験した子は、向学校的な意識(勉強や授業が楽しい)に良い影響が出ています。

推察すると、自然体験は何か克服したり、達成感を味わったり、そして、協力する大切さを実感したりするからではないかと思います。

また、社会体験は、「学ぶ」要素が多いからだと思います。

次に、
「読書の影響」。… 続きを読む

体験活動を経験した子は自尊感情等が高い傾向がある

文部科学省は、9月8日、体験活動に関する調査研究を発表しました。
「令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告」
https://em-tr270.com/L90494/b300/114541

これによると、

「小学校の頃に多くの体験活動を経験している子は、高校生の頃に自尊感情・外向性・回復力が高い傾向がある」

ことがわかったのです。

これは、どういうことなのでしょうか。
体験活動とは?
自尊感情・外向性・回復力が高いとは?
ですね。… 続きを読む

じゃんけんで、あいこの後に何を出したら有利か

昨日、「じゃんけんで有利な手」について、桜美林大学の芳沢光雄教授が調べたデータを元にすると、

「じゃんけんはパーが有利」

と結論づけました。
微妙な差なんですけどね。

実は、芳沢教授は、他のじゃんけんデータも調べています。
それは、「同じ手を続けて出す回数」です。

それによると、

・1回きりでなく、2回続けたじゃんけんは、のべ10833回
・そのうち、同じ手を続けて出した回数は、2465回

だったのです。… 続きを読む