じゃんけんで有利な手は

先生の皆さんは、「じゃんけん」を学校生活の様々な場面で取り入れていると思います。
それは、じゃんけんが、公平で一番文句の出ないやり方だからです。

ですが、グー・チョキ・パー、それぞれを出す確率は、1/3きっちりではないのです。
私は、勝とうとする意識の持ち主は、力をみなぎらせるので、「グー」を出す人が多いと考えていました。

それが、実際にじゃんけんでグー・チョキ・パーのどれを出すか、データをとった人がいて、「じゃんけんで有利な手は?」が微妙?に明らかになったことを知りました。 それは、桜美林大学の芳沢光雄教授です。

芳沢教授は、725人に、のべ1万1567回のじゃんけんをやってもらい、それを記録しました。
これは、725人が、10〜20回のじゃんけんをして得たものです。

結果は、

・グー4054回… 続きを読む

聞いたこと全てに反応するタイプの衝動性

昨日の「見たもの全てに反応してしまうタイプの衝動性」に続いて、今日は、「聞いたこと全てに反応するタイプの衝動性」です。
教育トークライン2021年9月号に小嶋悠紀氏が書いています。

このタイプの子は、
・「先生〜〜ってどういうこと?」
・「先生が言った〜〜ってさ」
と、聞いたことに即座に反応する行動をとります。

だから、こちらが言ったことにいちいち反応することになるので、当然、注意をたくさん受けることになります。
これは、いちいち言い返したり、ちょっかいしたりしているように見えるので、仕方がないかもしれません。

このような子への配慮を、小嶋氏は提示しています。

1つ目は、… 続きを読む

見たもの全てに反応してしまうタイプの衝動性

衝動性の高い子を担任して、けっこうヒヤヒヤな毎日を送ったことを思い出します。
ためらいなく行動する子を、なんとかコントロールして、トラブルなく過ごさせようと必死でした。

そんな衝動性のアセスメントと対応について、教育トークライン2021年9月号に小嶋悠紀氏が書いています。

まず、
「見たもの全てに反応してしまうタイプの衝動性」についてです。
私が担任した子も、このタイプの子でした。

このタイプの子は、
・見たものをすぐ触ってしまう
・見たものをもっと近くで見たくなって、すぐに離席してしまう
・とにかくすぐに目視で確認したがる… 続きを読む