聞いたこと全てに反応するタイプの衝動性

昨日の「見たもの全てに反応してしまうタイプの衝動性」に続いて、今日は、「聞いたこと全てに反応するタイプの衝動性」です。
教育トークライン2021年9月号に小嶋悠紀氏が書いています。

このタイプの子は、
・「先生〜〜ってどういうこと?」
・「先生が言った〜〜ってさ」
と、聞いたことに即座に反応する行動をとります。

だから、こちらが言ったことにいちいち反応することになるので、当然、注意をたくさん受けることになります。
これは、いちいち言い返したり、ちょっかいしたりしているように見えるので、仕方がないかもしれません。

このような子への配慮を、小嶋氏は提示しています。

1つ目は、
・「不用意なことを言わない」
です。

確かに、その子が喰い付きそうなことを言っています。
重要な場面では、簡潔なポイントのみを話すことです。

2つ目は、
・「見通しをもたせる」
です。

これは予告です。
「先生の話が終わったら、質問できます」というように、約束をすればよいのです。いつ話せるのか見通しをもたせます。

これなら、衝動性をぐっと抑えて、話すのを待ったり、我慢したりできるにようになるてしょう。

ぜひ、小嶋氏の知見を参考にして、その子に衝動性を発揮させないようにしてほしいです。