「話のさわり」の「さわり」ってどこ?

「曲のさわり」とか、「話のさわり」とか言う時、その「さわり」ってどこ?何?なのでしょうか。

実は、「さわり」とは始めの部分ではなく、メイン・要点となる部分なのです。曲だったら「サビ」の部分、一番盛り上がるところなのです。 私は、さわりは「触り」だから最初に触れる部分で、始めの部分だと思い込んでいました。

とはいえ、この間違えは私だけでなく、一般に広まっていることなのです。
文化庁月報には、このような調査結果が掲載されています。

問1 「さわり」は,元々,邦楽に関係する言葉だそうですが,その意味を詳しく教えてください。
答 「さわり」は義太夫節の最大の聞かせどころ,聞きどころとされている箇所を指した言葉でした。それが転じて,音楽や物語の最も感動的な部分,話や文章の要点などという意味で使われています。

問 … 続きを読む

「謎のミステリー」「混沌なるカオス」

昨日紹介した重言(重ね言葉)が、おもしろそうだったので、少し調べてみました。
すると、一方が外来語の言葉が、けっこうあることに気づきました。

昨日紹介したのは、こんな言葉です。
「サイエンスの科学」
「後ろへバックする」
「思いがけないハプニング」

こんな一方が外来語の重言を、私、 かなり使っていると思います。
「一番ベスト」は使ってます。

「一番ベストな意見は、どれですか?」… 続きを読む

「馬から落馬する」

重ね言葉、それは、他の言い方で、重言、重複表現、二重表現とも言われています。
私達は、けっこうやっていると思います。少なくとも私はやっています。

重ね言葉の有名な例は、

「馬から落馬する」

だと思います。

他にぱっと思いつくものをあげてみます。

「日本に来日する」

「サイエンスの科学」

「あらかじめ予定する」

「後で後悔する」… 続きを読む