舌が下に落ちると滑舌が悪く、口呼吸になる

クラスに、もごもごと話す子いませんか。クラスに、舌足らずで話す子いませんか。
そして、その子は他の子とうまくコミュニケーションを取れずに悩んでいませんか。

そんな話し方に問題のある子に対して、金子ふみ氏が効果的な手だてを発表しました。
「第2回びっくりぽんプレゼンテーション」における発表です。

それは、「あいうべ体操」という「お口の体操」です。

あいうべ体操は、調べてみると内科医の今井一彰氏が考案したものだそうです。

そもそも、舌は上あごに軽く接触している状態が望ましく、下に落ちていると滑舌が悪くなったり、口呼吸になって病気になる可能性が高いと言います。

この舌が落ちている状態を元に戻すのが、「あいうべ体操」なのです。

やり方はそんなに難しくありません。
口を大きく動かして「あー」「いー」「うー」と言います。… 続きを読む

「粗大運動」って何?

「第2回びっくりぽんプレゼンテーション」なる発表会の中で、小河原玲氏が、「粗大運動を算数に」取り入れた実践を紹介していました。

えっ、「粗大運動」って何?ですよね。「粗大ゴミ」はわかるけど、です。

そもそも「粗大運動」は、「微細運動」と対になっている概念です。
「微細運動」とは、目と共に手や手首や指などを用いる小さな動きです。例えば、はさみを使ったり、紙を折ったり、はし、スプーンを用いて食べたりする動きです。 もちろん、ノートに字を書くことも含まれます。

一方、「粗大運動」とは、腕や足や、他の大きな身体の箇所を用いた大きな動きです。例えば、大きく手足を動かしたり、歩いたり、走ったり、階段を上ったり、自転車をこいだりする動きです。

この「粗大運動」は、学習とあまり関係なさそうですが、それが関係するのです。
そんな研究もあります。

マイコー雑記
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「逆風の向こうにミライはある」 緒方貞子さん

明けましておめでとうございます。

年頭に当たり、特別なメルマガにさせてください。

昨年、亡くなられた緒方貞子さんは、私が発行している有料メルマガのブックレビューで取り上げていて、印象に残っています。

そのブックレビューは「ミライの授業」です。
緒方貞子さんは、12日間に渡ったブックレビューの最後でした。

緒方貞子さんは、国連難民高等弁務官として難民の救済に尽力しました。
「小さな巨人」と呼ばれ、国連で一番有名な日本人なのです。

緒方貞子さんの祖父は、5・15事件で倒れた犬養毅元首相です。
彼女は、聖心女子大学文学部卒業後、アメリカの大学院で政治学を学び、日本に帰国し、上智大学教授から、国連公使、国連人権委員会日本政府代表などを歴任します。

緒方貞子さんの名を世界に知らしめたのは、1991年国連難民高等弁務官(UNHCR)に就任後の前例のない難民救済です。… 続きを読む