「報告する文章」にふさわしい表現とは

今年、平成31年度の全国学力・学習状況調査を、遅ればせながらやってみました。
A問題とB問題に分かれていたのがなくなりましたが、国語は、なんとなく、全部B問題っぽいです。

さて、
今回の国語問題において、「条件に合わせた」記述式の問題はどのようなものだったか、興味がありました。

問題 「公衆電話について」
三 次の条件に合わせて書きましょう。
・「2 調査の内容と結果」の(1)と(2)の両方から言葉や文を取り上げて書くこと… 続きを読む

先生が教室に戻ってこない時には、本を読んで待っていましょう

皆さん、おそらく、4月に「授業時間になっても、先生が教室にもどってこない時には、読書をして待っているんですよと、クラスの子供達に伝えていたと思います。 もし、この約束を伝えていなかったら、2学期になってすぐにでも伝えてほしいです。

教師が、教室になかなかもどって来れないというのは、だいたい緊急事態です。
緊急の案件が入って校長先生に呼ばれたり、事故が起こったりして、すぐに教室に戻れなくなるのです。
それか、休み時間にやっていた活動や会合が延びてしまったりして、戻れなくなるのです。
そんなときは、自習体制をとるほどの長さではないので、とりあえず本を読んでおいてくれている5分以内にはもどることができるでしょう。

ただ、そうは言っても、遅れて教室にもどったときに、本を読んでいない子ももちろんいます。
その子を叱ってはいけません。
そんなことより、そのときに本を読んでいた子がいるのですから、その子をほめましょう。

先生が不在の時、教室がひどい騒乱状態にならなかったのは、本を読んでいた子がいたからです。感謝しなくてはいけません。… 続きを読む

教師の「働き方」改革は、「子ども優先」の考えだと説明していく

午後6時や、午後6時30分を過ぎたら、留守番電話に切り替わる学校が増えています。
教師の「働き方」改革のわずかな一歩だと思いますが、保護者に誤解を受けないようにしたいです。

この留守番電話への切り替え、一般の会社では当たり前のことですが、なぜか、学校では行われていませんでした。
これまで、「学校はいつでも開いている」と思われてきたし、実際に開いていたからです。
ですから、いつでも電話してよいと保護者は考えてきたのです。

ですが、ここにきて留守番電話の設置です。
保護者が、教師の「働き方」改革に理解を示さず、ただ教師が楽をしたいから留守番電話を設置したのではと勘違いしかねません。

留守番電話は、教師の「働き方改革」の出発点です。
ここできちんとした説明をしていくことが、以後、行われる様々な「働き方改革」の施策を保護者が受け入れる素地となります。

留守番電話の設置は、「子ども優先」の考えで行っているのだと説明していくのです。… 続きを読む