吃音の合理的配慮の事例2

今日の話題は、菊池良和氏からいただいた、吃音の子への教師用資料にある「合理的配慮の事例」の続きです。

「学習発表会(劇)」
・「吃音があるから」という理由だけで、セリフを与えないのは、不当な差別的取扱いに相当します。吃音があっても、主役をしたい児童はいます。自分でセリフを選んでもらうことや 2,3 人で言うセリフ配慮を望む児童はいます。

確かに、劇を行う際、吃音の子にどう対応するかは悩むと思います。
ですが、教師の判断で裏方の効果音などに割り当てたりするのはもってのほかです。

劇は、見栄えを発表する場でなく、学習する場です。吃音の子も、セリフを言うことで学習するのです。

私は、配役はいつもオーディションでやっていましたが、吃音の子がいたら事前にどのセリフをやりたいかその子に聞くと思います。

「九九」… 続きを読む

吃音の合理的配慮の事例1

菊池良和氏からいただいた、吃音の子への教師用資料には、「合理的配慮の事例」が掲載されています。
もちろん、これらの合理的配慮は、「どうしてほしい」と吃音の子に聞いた上で行われるもので、教師や保護者の判断だけで行うものではありません。

「発話意欲の対策」
・吃音のため、授業中の発表で発表しない、授業参観日で発表しない、友達に話しかけられない児童がいます。先生が気づくだけで、児童は元気になります。

子供は発話を伴う活動ができなくても、先生が理解して見守ってくれているだけで、元気になるものです。
JamboardなどのICTアプリを活用すれば、発話なしで発表できます。どんどん活用すべきです。

「音読・号令」
・2人で声を合わせると、流暢に言えることが多いです 。
・最初だけ、先生が声を合わせて、手伝う方法もあります。… 続きを読む

「吃音の環境整備(学校と保護者の共通理解)」

昨日に続いて、菊池良和氏からいただいた、吃音の子への教師用資料について解説していきます。
今日は、「環境整備(学校と保護者の共通理解)」です。

以下のことは、学校と保護者ともに理解し、実行していくことです。

1 吃音のからかい ・いじめをやめさせます(真似、指摘、笑い)
少しの真似や笑いでも、吃音のある児童は、当然ながら嫌な気持ちになります。
保護者からの訴えがあった場合は、教師はすぐに対応すべきです。教師が注意すれば、このからかいやいじめは止まります。

2 話し方のアドバイスはしません(ゆっくり、落ち着いて、深呼吸して等)… 続きを読む