宮崎市の中学校で、テストの採点をデジタル化

私は小学校教師の経験しかないので、まず、小学校の「テスト丸つけ事情」をまとめてみます。
小学校の場合は、担任する子供の人数分のテストを丸つけするわけです。 30人のクラスだったら、30枚のテストを丸つけします。 そのテストは、1教科で単元ごとにあるのですが、ざっくり言って、月に1.2枚です。とすると、前期で、8枚くらいの感じです。
ただ、このテストは教科ごとにあるので、担当する教科の分を丸つけします。 国語、算数、理科、社会の4教科を担当するなら、30×8×4枚となります。
中学校の場合は、自分の担当する教科のテストのみ丸つけします。大きなテストだと、中間テストと期末テストですね。
ただ、中学校の場合は人数が多いので、1回のテストで丸つけする数が圧倒的に多くなります。 担当する子が、例えば200人だとしたら、200枚の丸つけをするわけです。
私が想像するに、これって、けっこう大変な量だと思うわけです。 同じテストをずっと200枚丸つけするのは、やはり大変な作業です。
この大変さに対して、宮崎市の中学校では、採点をデジタル化するシステムが導入されてきているとのこと。 em-tr271.com/L90494/b581/125141
これは、もちろん、教員の働き方改革の一端となります。
システムの詳細はわかりませんが、記事から察するに、一つは、スキャナで読み取った答案のうち、同じ問題の答えを多数一覧表示することができることがあります。 これなら、一気に丸つけが可能ですね。
また、答えを事前にAIに示しておくと、AIが生徒の回答を読み取って、丸つけをしてくれる仕組みもあります。 これこそ、自動的に丸つけといえるものです。
ぜひ、このような取り組みが、全国に広まってほしいと思います。
そして、中学校だけでなく、小学校でも同じようにできるはずなので、新たな取り組みを期待しています。