心が傷ついている子には、まずは傷つかない指導を

今日は、「授業中、立ち歩く子」の事例で、おそらく、「行動分析」の4つの分類「もの・活動の要求」「拒否・逃避」「注目欲求」「感覚刺激」のうち、「拒否・逃避」の理由だと思われる子について取りあげます。
これは、今回の「あんな子・こんな子 私なりのアプローチ」という講座において、教育サークルのメンバーが取り上げていた事例です。
その子は、
・勉強している内容がわからない
ことがメインで、
・やってもできない ・面倒だ ・・・
といった感情が積もり積もっている状態なのです。
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「立ち歩く子」の行動の理由を探る

前のメルマガで、「行動分析」による行動の4つの分類を紹介しました。 そして、「家庭で小さな子が大声をあげて泣く場合」について、例として取り上げました。
今日は、教室における事例、「授業中、立ち歩く子」について考えてみます。
四つの分類は、以下の通りでした。
・もの・活動の要求 ・拒否・逃避 ・注目欲求 ・感覚刺激
ここで、「授業中、立ち歩く子」がいた場合、おそらくその子はなかなか自分が立ち歩く理由を言語化できないでしょうから、こちらから、推測していくことになります。
逆に考えていくわけです。
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行動の理由を、「行動分析」で4つに分類する

「あんな子・こんな子 私なりのアプローチ」という講座において、その行動の理由を探ることで、問題行動をなくしたり、軽減させたりした事例が報告されていました。
そう、授業中立ち歩くなど、わがままで気ままな子だ、我慢ができない子だと思われる場合でも、その子には必ず立ち歩く理由があるのです。
この行動の理由を、「行動分析」では、4つに分類しています。 この4つの分類は、問題行動を分析する際に役立ちますので、先生はいつも意識しておいてもらいたいです。
その4つの分類。言い方はいろいろありますが、意味することは同じです。
・もの・活動の要求 ・拒否・逃避 ・注目欲求 ・感覚刺激
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