「指導とは、ちょっとの無理をさせ続けること」

松尾英明氏は、「不親切教師」というフレーズを使って、
「親切レベルの調節をしていこう」
という主張をしています。
これは、次の野口芳宏氏の言葉から、発想したと松尾氏が言ってるのです。 その野口芳宏氏の言葉とは、こんな言葉です。
「指導とは、ちょっとの無理をさせ続けること」
これには、解説文があります。
「「ちょっとの無理」とは、現状の、その少し上、少し先を目指した努力である。 少しとはいえ無理をするのだから子供にとっては骨が折れる。苦労もするだろう。 しかし、そうして前進、向上を目指し続けさせることが指導の本質なのである。 また、その努力が日々を心地よい成就感と達成感で満たすことにもなるのだ。」
この解説を読むと、子供たちに絶えざる向上を求める教師の姿勢がみてとれます。 現状であまんずることなく、もっとかしこくなるように、もっとできるように、という姿勢が教師に求められているというのです。
このことは、教科学習における事例を考えると、わかりやすいかもしれません。
2桁×2桁の計算を身につけている子供がいます。
計算のやり方が示されているチャートを見ながら計算する ↓ チャートなしで計算する ↓ 計算が速くできる ↓ 検算ができる ↓ 3桁×2桁の計算ができる ・・・
このように、次々とレベルアップさせていくことを教師は普通にやっていますね。 もちろん、レベルアップの方向は以上の例だけでなく多岐に渡ると思います。
このように、「とりあえずできたからよい」で留まるのではなく、その子に合わせた課題を次々と出していくことを「ちょっとの無理」というのだと考えます。