「不親切教師」とは、親切レベルの調節をすること

前回から、「不親切教師」という、松尾英明氏の考える捉えについて取り上げています。
ただ、おいおい、「不親切教師」になることを推奨するとは、何事だと思いませんか。 そもそも、教師は子供を指導し、支えていく者です。それは「親切」です。それが不要とは、教師の役目を放棄していることではないか、と考えるわけです。
でも、それは考え違い、というか、松尾氏の説明が言葉足らずなのです。
「不親切教師」という意味は、「子供にとって、もう親切にする必要がないことをやめる教師」という意味です。
松尾氏は、教育技術学会において、このように発言していました。
それは、
「親切レベルの調節をしていこう」
です。
要するに、親切をやめるのではなく、子供の状態に合わせて、親切のレベル・度合いを変えていくべきだというのです。
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1年生の机に貼られた名前テープ(紙)の寿命

教育技術学会なる学会に参加しました。用事があって、一部の分科会だけだったのですが、その分科会は、松尾英明氏が登壇して、提案していました。
松尾氏は、「不親切教師」なる本の著者です。 松尾氏は、教師の過剰な親切さが子供の主体性を阻害しているので、もっと「不親切教師になるべきだ」という主張をします。
この過剰な親切さというのは、私には「なんとなく」わかります。
例えば、1年生の4月、机には、ひらがなの名前が大きく書かれたテープ(紙)が貼られていて、その席に座るようにセットされていたことがありました。
これは、親切?ですね。
この名前テープ(紙)の寿命?は、だいたい1ヶ月です。 でも、このテープ(紙)を、3学期までずっと続けているクラスがあったのです。何度も新調していたわけです。 でも、これは「過剰な親切」です。というか、「余計なお世話」です。 返って、子供の成長を妨げると思います。
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谷川俊太郎さんの「うとてとこ」

今日も、谷川俊太郎さんの詩を取り上げています。 私が、谷川俊太郎さんの詩で、授業で一番取り上げたのは、「うとてとこ」という詩です。
もうご存知の方も多いでしょうが、こんな詩です。
「うとてとこ」 谷川俊太郎
うとうとうとう うがよんわ うとうとうとうと いねむりだ
てとてとてとて
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