「話を聞かせる力をつける」号令を使って、意識をこちらに向かせる

全校朝会の司会が輪番でやってきます。 さてさて、どうやったらざわつき、列が乱れている状態を、整然としたものにして校長先生の話につないでいったらよいか、私は頭を悩ませていました。
私は、先輩の先生たちはどうやっているのかをよくよく観察することにしました。
気づいたのは、ある定番?のやり方でした。 それは、
「号令をかけて、整列させる」
ということでした。 昔?は、号令をよくかけていたものなのです。
司会の先生として、マイクを握ったら、「気をつけ、前へならえ!」と号令をかけるのです。 すると、それまでざわついていた子供たちが、手をピンと伸ばします。おしゃべりはなくなっています。
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「話を聞かせる力をつける」最初のプレッシャーは全校朝会の司会

「話を聞かせる力をつける」の内容のうち、「先生が子供に話を聞かせる力(=話術)をつける」ことの話題を続けます。
私が若い頃、教師になって、まず直面した、話を聞かせるスキルの必要性を感じた場面は、全校朝会の司会でした。
それまでの人生で、自分の話を聞いてもらうのはせいぜい4〜5人というところでしょうか。 それが、一気に数百人、全校生徒で700人ほどの規模に増えたのです。 当惑するのも当然だと思います。
ですから、どう話したらよいか、どんな話題であればよいか、ずいぶん悩みました。 そんな私ですから、当然「先生が子供に話を聞かせる力(=話術)をつける」ことに意識が向きました。
最初は「話題(ネタ)」に意識が向きました。 もちろん、それは大切で、新奇なネタなら、子供たちは話に食いついてきます。 これは、教室でクラスの子に話す際の方が、重要性が高いと気づきました。
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「話を聞かせる力をつける」ステージに立つ芸人は、話を聞かないことに文句を言わない

私は、「話を聞かせる力をつける」の内容の
・子供が話を聞く心構え(スキル)をつけること ・先生が子供に話を聞かせる力(=話術)をつけること
において、後者を大切だと思いました。 私は、そんな話術を使いこなす教師に憧れたのです。
よく、講演をしたり、スピーチをする人たち、ステージに立つ芸人は、聴衆に「話を聞いてください」なんて言いません。 そうではなく、話を聞かせる、注目してもらう芸=話術を磨くことで、聴衆に振り向いてもらうわけです。
彼らは、「今日の客(聴衆)は、話を聞かない最低の客だ」なんて、ことは一言もいいません。話を聞かせられないのは、自分のスキルが未熟だと考えるからです。 話を聞かないことを「自分事」として考えるのです。
昼下りの教室、窓の外では、他のクラスが体育をやっている様子が見えます。当然、授業とは関係のないことを考え始める子もいるわけです。
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