「二人のおばあさん」パーキンソンの法則

「パーキンソンの法則」を調べていて、身につまされるお話を知りました。
「二人のおばあさん」のお話です。

あるところに、ふたりのおばあさんがいました。おばあさんたちは、それぞれの孫に手紙を出すことを楽しみにしています。

片方のおばあさんは、手紙に様々な想いを巡らせ、丁寧に書き記し、推敲を重ね、便箋を丁寧に選び、気づくとまる2日かけて、大切に手紙を書きあげました。 もう一方のおばあさんは、「洗濯して、掃除して、ご飯も作らなきゃ。手紙を書けるのはその後の2時間だわ」と考えました。

後日、おばあさんたちは出来上がった手紙を出して、大満足。
受け取った孫たちもまた、一生懸命書いてくれたことを嬉しく思い、喜びました。
書いた手紙の枚数までもが同じでしたが、唯一違ったのは、「手紙を書くのに費やした時間」だったのでした。

パーキンソンの法則とは、

第1法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」… 続きを読む

マルチタスクすればするほど、集中力が低下する

昨日に引き続き、マルチタスクの弊害について取り上げます。
マルチタスクすればするほど、集中力が低下するという研究があるのです。

スタンフォード大学のクリフォード・ナス教授は、多数のメディアを同時に利用する人と、あまり利用しない人を比較実験しました。 こんな実験です。

2つのグループに文字と数字の組み合わせを交互に見せ、数字が奇数と偶数のどちらであったが、文字が子音が母音のどちらかだったかを尋ねたのです。 非常に単純な作業です。

結果は、多数のメディアを同時に利用する人(マルチタスクの習慣が重度の人)は正答率が低く、複数のタスクを切り替えることがうまくできなかったのです。

別の研究で、被験者に異なる図形と色を見せて識別させる実験を行いましたが、結果は同じでした。
多数のメディアを同時に利用する人(マルチタスクの習慣が重度の人)は正答率が低かったのです。

実験結果を少し詳しく見ると、… 続きを読む

マルチタスクした脳のIQは徹夜明けと同じ

これまで何度か、このメルマガで、複数の作業を同時に行うマルチタスクはやめよう、と言ってきました。
マルチタスクは、一見、効率よくなるように見えますが、実際は効率悪くなっているのです。

マルチタスクの能力は、同時に複数の仕事を行うので、すぐれた長所だとされてきました。
「できるビジネスパーソン」といったイメージです。

しかし、最近の研究によると、そういったマルチタスクの考えは間違っているとわかってきました。

人は、マルチタスクしているように見えても、すべての活動を同時に処理しているわけではありません。
瞬時にスイッチを切り替えて、「タスク」から「タスク」に移動しています。
こちらのひとつの「タスク」から別の「タスク」にすばやく切り替えているので、まるで同時に「マルチタスク」しているように見えるのです。

ロンドン大学精神医学学科のチームは「Eメールや電話によって気を散らされたときビジネスパーソンのIQは低下しており、徹夜明けの数値とほぼ同等である」と発表しています。 メールを処理したり、電話でのやり取りをしながら仕事をしていると、もう「徹夜明け」の頭なのです。… 続きを読む