声をかけると決めている1

昨日の朝、7時30分頃、いつものようにコンビニにコーヒーを飲みに朝の散歩をしていると、なんと歩道に人が倒れて(寝て)いるではありませんか。 人通りも多い道で、通勤に向かう人たちが次々と、そばを通り過ぎていきます。
どうしましょう。

私は、こういうとき、声をかけて大丈夫だと判断できたら、そのまま放置?して立ち去ることに決めています。
倒れて(寝ている)人に近づくと、裸足です。
ひびの入ったスマートフォンが、その裸足の足のそばに放置されています。
男性か女性か不明です。フードつきのパーカーをすっぽりかぶって、チャックを締めているのです。長い髪ですが、顔が見えないので、男性・女性かわかりません。

「もし、もし、だいじょうぶですか」
腰を落として、声をかけます。
反応なし。

すると、近くのコンビニの店員がやってきました。
「もう、1時間も前から、ここに倒れているんでよ」
なに、1時間も前からだって。だったら、あんたが処置しておいてよ。冷てえなあ。

でも、愚痴っても仕方ありません。
何度も声をかけましたが、どうも、反応がありません。
さわってゆすぶってみようかと思いましたが、危険な感じもするのでやめました。
しかし、胸のあたりが動いて、しっかりと呼吸していることは確認できます。

「救急車でしょうかねえ」
コンビニの店員が言います。
ちょっと待ってよ。そんな大ごとではないよ。
「これは、救急車でなくて、どうも警察ですね。私が連絡します。」
と言って、スマホを使って、110番ではなく、近隣の警察署に電話をかけます。
グーグル先生に聞けば、すぐ電話番号がわかるります。
警察署は、普通の電話番号の下4けたが0110なのです。

警察の担当者が電話に出たので、事情を話すと、すぐに近くの警察官をよこすとのことでした。
と、いつの間にかコンビニの店員はいなくなり、私と歩道に横たわった人物が残されたのでした。

(明日に続く)