「ラストスパート」よりも「スタートダッシュ」

まだ少しばかり早いのですが、私は夏休みに入ってすぐ、学校で開催している水泳教室などでクラスの子供たちに会ったときに、「もう夏休みのドリルは、終わったかな?」と聞いていました。 私自身は、夏休みの終わりに、あわてて宿題をやっていたタイプの人間でしたが、子供たちにはそうなってほしくないので、そんな声かけをしていたのです。

あなたは、「ラストスパート」思考タイプ、「スタートダッシュ」思考タイプのどちらですか。

仕事への取り組み方は人それぞれだと思います。
しかし、締め切りや期限を守れない人には、私も含めて、ある傾向があります。

それは、
「最後にラストスパートをかければなんとかなるだろう」
という考え方をもっていることです。

そして、締め切り間際になってはじめて、本格的に動き始めるのです。

この考え方がまずいのは、締め切り間際になるまで、その仕事の本当の難易度が分からないことです。
また、最終段階になって想定外の事態が生じる可能性があることです。

それに、
締め切り間際でプレッシャーがかかるため、精神的にも肉体的にも疲れきってしまうということもあります。

自分にもチームにもよりよい考え方は、
「ラストスパート」思考ではなく「スタートダッシュ」思考です。

「スタートダッシュ」思考で仕事をするなら、さっさと仕事を終わらせてもいいですし、もしミスしてもまだまだ余裕で挽回できるチャンスがあります。

お互い、「ラストスパート」思考ではなく「スタートダッシュ」思考を心がけていきましょう。