これからも上がる再エネ促進賦課金

さて、これから再エネ促進賦課金がどうなるのか。
とても心配なので、昨日の続きを書きます。

以下は、
渡辺家の場合の432kWhで計算した再エネ促進賦課金です。
これを、ざっくり月ごとに支払っているのです。

平成30年度 2.90円/kWh 1252円

心配なのは、この後です。
来年、再来年・・・どうなるのか。

実はまだ決まっていません。

再エネ促進賦課金の単価は、「毎年」経済産業大臣が決定するからです。
そして、
その決定(算定)は、その年の再エネ電力の買取(見込み)量と買取値段に基づいて行われます。

ですから、
再エネ電力の買取(見込み)量と買取値段の動向を見れば、推移の概略がわかります。
見てみましょう。

再エネ電力の買取(見込み)量は増加します。
前の年に加算されるからです。

買取値段は、少し減少します。
それでも、まだまだ高値です。

要するに、さらに上がるということです。

実は、
資源エネルギー庁が「固定価格買取制度導入後の賦課金などの推移」として、2030年度までの予想資料を出しています。
http://supervisor-ex.com/L90494/b100/12561

もう、ばっちり上がっています。

私が、ざっくりと、少なめに見積もって計算すると
(ここでは、西暦に直します)

2012年度 0.22円/kWh   95円
2013年度 0.40円/kWh  172円
2014年度 0.75円/kWh  324円
2015年度 1.58円/kWh  682円
2016年度 2.25円/kWh  972円
2017年度 2.64円/kWh 1140円
2018年度 2.90円/kWh 1252円

2030年度 3.65円/kWh 1576円

となります。
ゆるやかながら、さらに増えていくのです。
うーん。

加えて、
石川和男氏は、この「再エネ促進賦課金」を「消費税」と比較して考えようと言っていました。
消費税は、財務省のHPに「 (消費税率1%分の地方消費税収を除いて)全て社会保障財源に充てる」とされています。
社会保障とは、年金・医療・介護・子育て支援です。

渡辺家の領収書を見てみます。

「再生可能エネルギー発電促進賦課金」1252円
「消費税(社会保障)」        872円

私は、電気料金において、社会保障費よりも再生可能エネルギーづくりに、より多く支払っているのです。
何か、納得いきません。

これからも、日本のエネルギーについて、自らの負担も含めて考えていこうと思います。
皆さんも、ぜひ、電気料金の領収書を見てください。