教室の笑いには二つのタイプがあります。

教室の笑いには二つのタイプがあります。
向山洋一氏と同学年を組んでいた師尾喜代子氏が、同じく同学年の板倉弘幸氏と向山洋一氏のクラスの笑いを比較しているのです。
(教育トークライン1993年11月号)

まず、板倉氏のクラス。

「片や、板倉学級の笑いは、子どもたちの明るい元気な笑い声である。つまり、板倉先生がしゃれ(だじゃれかもしれな い)をとばしているらしい。」

板倉氏のクラスは、子供の笑い声が響いていたのです。
先生がおもしろいのです。
皆さんは、だじゃれが言えますか。

一方、向山氏のクラスは違います。

「1組は向山先生の笑い声がよく聞こえてくる。となれば、 笑わせているのは子どもたちということになる。(中略)
向山先生の笑い声の理由がよく分かった。どの子も発言も 堂々としていて、ユニークである。そこで、笑いを起こす技 術1は、「教師は、『おしい』とか『近い』とか言って、すべての意見を認める」となる。子どもたちの笑いを呼ぶほど の意見を育てるのは、かなりハイテクだと言える。とにか く、向山学級は、子どもたちによる笑いが授業中多くあるの だ。」

向山氏のクラスは、向山先生の笑い声が響いていたのです。
これは、楽しい授業をやって、意見を認める対応をして、おもしろい子に育てたのです。

ぜひ、笑いが起こるクラスにするために、
・楽しい授業をする
・意見を認める対応でおもしろい子に育てる
・おもしろく明るい先生になる
この三つを、自分なりに消化していってほしいです。