横断歩道での車の一時停止、挙手で3倍に

昨日、JAF(日本自動車連盟)の「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」について、書きました。

その一時停止状況に危機感をもった県が、独自の調査を行いました。
熊本県です。

熊本県は、歩行者横断時の一時停止率が、九州・沖縄で最下位の11.0%と低かったのです。

熊本県警の調査は12月に、県内の市道4カ所で、自家用車計632台を対象に行われました。
どんな調査かというと、県警職員が歩行者になり、手を挙げた場合と挙げない場合で、来た車が一時停止するかどうかを調べたのです。

結果は、
・手を挙げた場合(232台に対して行った)、一時停止したのは171台
(73・7%)

・手を挙げない場合(400台に対して行った)、一時停止したのは103台
(25・8%)

でした。

手を挙げない場合でも、11.0%よりもよかったのですが、県警は厳しい見方をしています。
「本来なら歩行者がいれば止まるのが原則。手を挙げても3割弱が止まっていないという結果を重く受け止め、啓発に加え、取り締まりも強化していく」 おおっ、取り締まりの強化!

おそらく、手を挙げると一時停止率はどの県でも向上すると思いますので、ぜひ子供たちにこの結果について教えていってほしいです。