教師は、総合職ではなく専門職であることを望んでいる

昨日、中教審の審議まとめにおいて、教職調整額の率を、4%から10%以上とする案を取り上げました。
教師に仕事を丸投げしてしまえば、働いてもらえるだろうという仕組みが変わらなければ、教育職に就いていこうとする人材は増えないと思うのです。
以下は、私の個人的な思いですが、それでも、多くの教員に共通する思いだと考えています。
それは、
「教師は、総合職ではなく専門職であることを望んでいる」
ということです。
教師になるような人たちは、真面目な?人たちだから、「これをやって」と言われれば、ハイと懸命にやろうとします。
ですが、その「これをやって」の「これ」が、子供の成長に関わることだけならよいのですが、そうでないことが多いのです。
あれもこれもやらなくてはならない「総合職」であることに、今の教師は疲弊しています。
もっと、眼の前の子供に集中させてほしいというのが、切なる願いなのです。
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「教師が教師でなければできないことに集中できるようにする」

中教審の審議まとめ「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について」には、次の文言があります。 em-tr271.com/L90494/b581/125421
「教師が教師でなければできないことに集中できるようにする」
この文言は、学校における働き方改革において、学校・教師が担う業務の適正化を目指す意図で述べられているわけです。
実は、この中教審の審議まとめの、他の柱で、教育公務員の給与の改善(処遇の改善)について述べられていて、それが、各方面から批判を浴びています。
それは、教員の時間外勤務を認めず、これまでのやり方で教職調整額を設定し、ただし、その率を上げて、現在の4%から10%以上とするというものなのです。
批判は、これまでのやり方だと、教師に仕事を丸投げしてしまえば、働いてもらえるだろうという仕組みが全く変わらないだろうというのです。
一人一台のタブレットの設定を担当の教員にやらせる。 これって、PCの業者がやることです。
給食費・学級費の集金、そして、支払っていない家への督促を、担任教師にやらせる。
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「子供の群れを率いる」のが未経験な新任教師

教師の一般的なルートとして、大学で教員免許をとり、卒業したら、即、学級担任を任されるということがあります。
このことを、昨日、私は「いきなり」学級担任になると述べました。
ただ、この「いきなり」の意味は、「子供に教える」のが未経験なことに加えて、「子供の群れを率いる」のが未経験ということなのです。
世間の多くの人達は、小中学校の子供たちに教え、まとめていくことが容易いことだと思われるのかもしれません。
だからこそ、「いきなり」学級担任を任せてきたのだと思います。
しかし、そうは問屋が卸しません。
それでも、子供たちに、教科を教えるのは、大学で「教科内容」については学んでいるので、下手な「指導法」でなんとかなるかもしれません。
でも、「子供の群れを率いる」ことは、「リーダーシップをとった経験」がたくさんないと、とても難しいことなのです。
強圧的でなく、教室に規律を打ち立てること。 公平に、子供同士のトラブルを収めること。
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