合理的配慮を巡って 光過敏性の子への対応

私の知り合いの先生に、少し色が付いたメガネを使っている先生がいました。 教室の中では、普通のメガネのようであまり目立たないのですが、戸外に出て直射日光を浴びると、レンズはサングラスのようにずいぶんと黒っぽくなりました。
その先生に聞くと、まぶしい光が苦手で、直射日光など明るすぎる場所では、涙が出たり、痛くなったり、物がよく見えなくなるとのことでした。 光過敏症といって、光に対して目が過敏に反応する症状なのだそうです。
こんなメガネを使っている先生は、他にもいました。 この知り合いの先生だけでなく、まぶしい光が苦手な人は、ほかにもいるのです。 運動場で行う運動会練習の際に、まるでサングラスのようになったメガネをかけた先生に会ったことがあります。
さて、私の知り合いの先生は、クラスの子どもたちに「光過敏症」の症状を説明し、 「先生は、光が強いときはサングラスのようなメガネをかけるよ」と伝えていました。
ということは、「光過敏症」の先生がいるならば、「光過敏症」の子が教室にいてもおかしくないと考えてよいわけです。
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合理的配慮を巡って 「さあ、めがねをかけよう」という絵本

「さあ、めがねをかけよう」という絵本があります。 ヘレナ・ハラシュトヴァさんという、チェコスロバキア生まれの方が書いた、メガネについての“説明”本です。
アマゾンの解説では、「子どもたちが自分の目とめがねについて知り、自分のめがねを自慢に思うようになれる本です。」と書かれています。 要は、メガネについて不安に思っている子どもに読んでもらいたいという願いで書かれた本なのです。
私は、このようなタイプの本は知りませんでした。 きっと、視力が落ちてメガネをかけなくてはならなくなり、不安になった子は、こんな本を読めば、きっと自分の気持ちを誇らしく保って、メガネを作ろうと思えるはずです。
どんなことが書かれているか、少し紹介します。
「はやめに眼科にいこう」 キティは、まだよちよち歩きのときに目を調べてもらった。 お父さんとお母さんは、ふたりともメガネをかけていて、親戚にも目の悪い人が多いので、念のために調べてもらったんだ。
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合理的配慮を巡って メガネを初めてもってきた時

近視と診断され、初めてメガネをつくった子が、そのメガネを教室で初めてかける日がきました。
だいたい、その「教室メガネデビュー」?というのは、突然のことなのです。 教師に、「・・さんは今日からメガネをかけるんだっけ」なんて事前の心構えはありません。
1時間目の授業が始まると、その子はおどおどしながらメガネケースを出します。そして、周りをキョロキョロと見回す仕草をします。
と、その子のこんな不自然な様子で、「ああ、今日からメガネをかけるんだ」と教師(私の場合)は察知することが多いのでした。
そんな時、その子の不安を和らげてあげる教師側の心遣いをしてあげてほしいのです。
私は、そんな心遣いを向山洋一氏から学びました。 向山洋一氏は、このように言っています。
「初めて学校にメガネを持ってきた子は、恥ずかしくてなかなか自分からはかけられないものです。 この恥ずかしいという気持ちを、教師が取り除いてあげる必要があります。
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