体調の悪い時は、子どもにあまり求めない

誰だって、体調のよくない時はあります。夜遅くまで仕事をしなくてはならなくて寝不足の時、風邪をひいてしまった時、そして、二日酔いの時・・・。いつも万全ならよいのですが、そうもいきませんね。

しかし、私たち教師は、学校に行ったら、どんな体調であろうと子ども達に接しなければなりません。
そんな時、心に言い聞かせた方がよいことがあります。
それは、

体調の悪いときは、子どもの出来映えをあまり求めない

のが穏当だということです。
普段8割くらいの出来映えでよいとしているなら、6割、いや、5割くらいでよいと思います。

体調がよくないので、こちらにパワーがないから子ども達への指示はあまり通りません。
それに加えて、子どもの行為の「よいところ」を見つけるパワーもないので、「悪いところ」にばかり目に付くようになっていることを忘れてはいけません。
指示が通らない。悪いことが目につく。叱責する。お互いの気分が悪くなる。また、指示が通らない・・・・悪循環が起こります。
体調の悪いときは、子どもに要求する水準を、ぐんと下げて大目に見ておくのが、お互いの幸せのためです。
すぐに体調はよくなるのですからね。

そうそう、「忙しい時」というか「期限のある仕事に追われている時」「焦っている時」も、同様に、子どもに処した方がよいです。
成績をつけなくちゃいけなくてあせっている時、他の先生方に授業公開する研究授業の準備をしなくちゃいけない時・・・。
焦っている時の心境は、体調がよくない時と同様です。
そんな時も、子どもに要求する水準を下げて、当たり前のことができただけで、誉めていきましょう。