「スポーツの世界で活躍するあこがれの人物」が伝記になっている

国語の教科書に、伝記を取り扱う単元があります。
光村図書の教科書では、「伝記を読んで、自分の生き方について考えよう」という単元です。

教科書には、教材として取り上げられた濱口儀兵衛の伝記の読み取りをもとに、自分が選んだ伝記の人物を紹介することが学習として提示されています。
しかし、今どきの子供たちは、かつての有名どころである「ヘレンケラー」「ナイチンゲール」「エジソン」といった人物に、あまり興味を示しません。(日本の歴史人物には興味を示すのですが) 今どきの子供たちが手にとるのは、スポーツ選手、それも、現代に生きるスポーツ選手の伝記です。
そのスポーツ選手の伝記は、一冊二冊ではなく、たくさん図書室に置かれています。

もちろん、先の「ヘレンケラー」「ナイチンゲール」「エジソン」といった定番の伝記はあります。
しかし、スポーツ選手の伝記への流れが確かにあるのです。

「歴史に残る重要事を成し遂げ、思想・芸術・生活等に大きな影響を及ぼした人物」

から

「スポーツの世界で活躍するあこがれの人物」

への流れです。

例えば、
・松井秀喜選手
・イチロー選手
・澤穂希選手
・長友佑都選手
・高橋尚子選手
・北島康介選手
などなど。
今も現役で活躍するスポーツ選手が多いです。

チラッと、図書室をのぞいてみてください。
意外な人物が、伝記になっています。